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二次創作(はぴねす!)◆凍結中◆

はぴねす!SS『魔力の行方』|第十話

はぴねす!SS『魔力の行方』|第十話



□■━ 4月9日 ━■□



―小日向家、庭




「ええーっ!!この娘が師範代っ!?」

朝っぱらから、やたら元気な柊の叫び声が響く。



「まあ、驚くのはわかる。見た目がコレだからな。あとちなみに、詩織は俺らより年上だぞ?」

「っ!?なんですってーっ!どう見ても中学生にしか見えないわっ!」

「それもわかる。だが、事実だ」



「ふぅ・・・。初対面の者はいつもそういう反応じゃの。もういい加減飽きてきたわい・・・」
はぁ~っと詩織はため息をつきながら、やれやれといった感じで手をブラブラ。



「まあとにかくじゃ。妾が”葉月流”師範代、『葉月 詩織』じゃ」



「あっ、えっと、瑞穂坂学園魔法科1年A組、『柊 杏璃』ですっ」


「むっ、瑞穂坂学園魔法科じゃと!?」

「あ、はい。雄真とは同じクラスで――」

「むぅ!?『雄真』じゃと!?名前を呼び捨てじゃとぉっ!!!」

詩織がいきなり叫びだした。


「おいおい、詩織。何でいきなり叫ぶんだ?名前のことなら、俺は呼び捨てでも特に気にしてないぞ」

「あら雄真。あんた、なかなか心が広いじゃないの。気に入ったわ。あたしのことも『杏璃』って呼び捨てでいいわよ?」

「何その上から目線っ!?」

「うるさいわね。あたしがいいって言ってるんだから、あんたは言うとおりにすればいいのよっ、ほらっ!!」

「あ、杏璃――って恥ずかしいわっ!!」


「お、おっ、おいっ!!あ、相棒っ!!」

「ん?なんだゼク。そんな切羽詰った声だし・・・て・・・っ!?」


そこに鬼が居た。


「ゆぅ~うぅ~まぁ~あぁああああっっ!!!」

そしてその鬼の小さな口から、地獄の底の唸り声のような叫びが響き渡った。


溢れる光。
放出される魔力。

「わ、わ、妾の前でっ!!!何をいちゃいちゃしておるかぁあああっ!!!」


詩織の手足が、黄金色に輝き出す。
放出された魔力が、全て身体強化のみに消費され、
あたかも黄金色の鎧を纏っているかのよう。


――『本気モード』(俺が名づけた、文句あるか?)


過去に何度か目にしたことがある、詩織の最終形態。(※変身はしてません)


ヤバイ。
マジで、ヤバイ。

このままでは、俺の身体と小日向家がバラバラになっちまう。
いや、マジで。



「ちょっ!?何事っ?何が起こってんのよーっ!!」

詩織の魔力開放による暴風の中、杏璃はツインテールをぐしゃぐしゃにして地面に屈みこんでいる。



「し、詩織っ!!!おおお、落ち着けーっ!!お前はすごい勘違いをしてるぞ!?」

俺は暴風に吹き飛ばされないように、手ごろの岩?に掴まりながら叫ぶ。



「わ、妾だってっ!!妾だってなっ!!雄真とクラスメイトになって、いちゃいちゃとかしたかったんじゃあっ!!」


ゴォォォォォッ!!


一層激しくなる暴風。

もう、詩織が何を言ってるのかさえ聞こえん。


ゴォォォォォ・・・

「――ハァッ!!」



詩織の気合の声が聞こえると同時に、暴風は収まった。

凝縮された魔力が詩織の周りを取り巻き、ゆらゆらと空気を震わせている。



「――雄真よ。覚悟はよいな?」


「・・・はい?」

何の覚悟だ?


「妾の婿候補でありながら、他の娘といちゃいちゃしてた罪じゃっ!!」

「ちょっと待て、詩織っ!さっきのやりとりのどこに”いちゃいちゃ要素”があった!?」

「問答無用じゃあっ!!!」

ドッッゴォォン!!


詩織が消えたかと思った瞬間に岩から飛びのくと――
一瞬後には岩が粉々に。

「ちっ、避けおったか」


「うぉい!詩織っ!!俺を殺す気か!?」

「大丈夫じゃ。急所は外しておる」

「岩が粉々になる攻撃に、急所もクソもねぇだろ!?」


「・・・・・・。妾を信用するのじゃ」


「何その間っ!?信用できるかぁっ!!ゼクっ!!」

「あいよっ!」

「全力でいくぞっ!!」

「ハハッ!詩織とのガチバトルは久々じゃねーかっ!気張れよ、相棒っ!!」

俺はゼクの封印を解き、魔力を開放。
魔力を身体強化に注ぎ、手足が輝き始める。


「む。雄真、抵抗する気じゃな?」

「当たり前だ。高校入学早々に入院させられてたまるか!」

「そうか。そんなにそこの女子(おなご)が大事なのじゃな!?何たる不埒じゃ!不潔じゃ!!」

「なんでそうなるっ!?」

「妾の婿候補として、そのようなことは断じて認められぬ!!潔く裁きを受けるのじゃー!!」

「受けるかぁっ!!」


これを合図に、俺と詩織のよくわからないガチバトルが始まった。






「何なのよ、この二人・・・」

杏璃は目の前の光景が信じられず、唖然としていた。


雄真と詩織の言い争いを聞いていた杏璃は、何やら不穏な雰囲気を感じ、
現在は結界の外にいる。


「・・・これが、『流身術』――」

断続的に聞こえる打撃音。
粉々になる岩。
地面に穿たれる穴。

この惨状を作り出している二人の姿は、ほとんど肉眼で追うことはできない。


「それに・・・雄真のあの魔法力――」

感じ取れる雄真の魔法力は、あたしの10倍くらいは――ある。

同い年くらいの魔法使いで、あたし以上の魔法力を持っていた奴は今まで会ったことがない。
春姫でさえ、あたしより魔法力は低いのだ。

魔法力の高さが魔法使いの能力に直接関係していないとは言え、
やはり高い方が魔力を瞬時に取り出せるし、上級魔法も容易に使えるので、高いに越したことはない。

只者ではないとは薄々思っていたが、これで確定だ。

「・・・雄真、あんたもあたしのライバルよ!」






「ぐっ!?」

詩織の上段蹴りを腕でブロック。
その反動を利用して、詩織はくるりと回転。
逆から繰り出される裏拳を身を屈めて回避しつつ、俺は大きくバックステップ。

二人に距離ができ、一旦攻防が終了。


「どうした、雄真?先程から防戦一方じゃの?」

「くっ、魔法力は俺が倍以上あるってのに!」

スピード、威力等々が詩織と比べかなり劣っている。

「ふん。いつも言っておるであろうが。きっちり魔力を身体に浸透させぬと最大限の効果を発揮できぬと!」

「・・・じゃが、ここまで妾と戦り合うことが出来るようになっておるとはの。正直嬉しいぞ、雄真。それに免じて、次の一撃で”いちゃいちゃの罰”を終わらせてやるとしよう。何、そのレベルなら耐え切れるはずじゃ」

「前半部分は素直に褒められてる感じだが、後半部分が納得いかんぞ」

「お主は、全力で防御を考えておるだけでよいのじゃ。下手に小細工をすると大怪我するぞ?」

「話聞けよ!」

言い終わると、詩織は両手を身体の前に出し、一つのボールを両手で握るように構えをとった。
それと同時に、魔力が詩織の手に集中していく。


「くそっ!何でこんなことになってんだよ!」

俺は仕方なく言われたとおり、両腕をクロスして身体の前に組み、
さらに詠唱魔法での障壁も展開した。


「うむ。ではいくぞ!流身術奥義、『葉閃』っ!!!」

詩織の手に凝縮された魔力が一気に開放され――って、

「耐えれるかぁあああっ!!!」



ッドッゴォォォンンンーーッッ!!!


俺の視界が白い閃光でいっぱいになった後、
意識が闇の中に落ちていった・・・








「きゃははははっ!それ本当なの、詩織ー?」

「うむ。もちろん本当じゃ。あれは妾も笑いが止まらんかったわ。そういえばこんな話も――」


ゆっくりと浮上していく意識の中、
二人の少女の喋り声が聴こえる。


「・・・・・・うー・・・ん・・・・・・」

俺は、ぼんやりした頭を左右に振りながら、
上半身を起こす。

見ると、俺はソファに寝かされていたようだ。


ダダダダダッ

「に、兄さんっ!気がついたんですね!気分はどうですかっ?」

足音が聞こえたかと思うと、目の前にすももの顔があり、
心配そうに顔を覗き込んでくる。

「・・・ああ、何とか大丈夫みたいだ」

頭はちょっとボーっとしているが、どこも痛い箇所はない。

「良かったぁー」

ホッとしたように笑みを浮かべるすもも。

「悪いな、すもも。心配かけて」

俺はすももの頭をくしゃくしゃっと撫でてやった。

「えへへへー」

目を細めて、くすぐったそうに笑うすもも。
可愛いやつめ。



「さてと――」

俺はソファから立ち上がり、詩織と杏璃がいる縁側へと近づいていく。

「きゃははははっ!――んっ?あ、雄真起きたのね!」
「おお、雄真。やっと起きよったか」


「・・・・・・」


「どうしたのよ、雄真。何で無言なのよ?」
「どうしたのじゃ、雄真。何とか言わんか」


「・・・二人、いつの間にそんなに仲良くなってんだよ・・・」


「あんたがブッ倒れてる間に、あたしが誤解を解いてあげたのよ!感謝しなさいよねっ!!」

「うむ。ただのクラスメイトだそうじゃな。そうとわかれば、新しい妾の弟子じゃ。打ち解けるのは当然じゃろう」


「じゃあ、さっきのバトルの意味は?」

「よ、よいではないか!結果としては、雄真の上達を身をもって体験出来たのじゃし!」
「最後のアレは?」

「は、葉閃のことかの?お、奥義を見れたのじゃからお得じゃったろ!」

「お得じゃねぇ!死ぬかと思ったぞっ!!」

「だだ、大丈夫じゃ!雄真のレベルなら、耐えれるじゃろうなぁとは思っておったわ!」
「適当過ぎっ!!ノリで奥義なんか撃つな!!」


「はいはい二人ともっ!過ぎたことはもういいじゃない!結構時間経っちゃったけど、これからどうするのよ?」

「う、うむ。良いことを言うではないか、杏璃よ。妾も、過ぎたことを言い争ってる時間は無駄じゃと思うな」

そう言いながら、詩織はちらちらと小動物のように俺の様子を窺っている。


「――ったく、わーったよ。まあ、何だかんだでいつものことだしな。で、どうすんだ?鍛錬の続きするのか?」

それを聞いた詩織は、ホッとした様子で、

「いや、随分時間が経ってしまったからのう。今日はここまでじゃ。杏璃の本格的な鍛錬は明日からじゃな」

「そか。じゃあ俺は、飯食って学校行くかな。遅れたら、かあ、じゃなくて御薙先生が鬼と化しちまう」

「あたしは用事があるから寮に帰る」

「おお、じゃあ途中まで一緒に行くか?飯も食ってけよ。どーせ、か~さんはお前の分も用意してると思うし」

「え、そーなの?じ、じゃあ残すのももったいないし、ご馳走になろうかな」

「ああ、遠慮はいらねーぞ。詩織は――って、あいつもうシャワー行ったのか」

「あ、あたしもシャワー借りていい?さっきの暴風で髪がくしゃくしゃになって―」

「じゃあ、先に使っていいぞ。場所とかはすももに聞いてくれ。俺はその後でいい」

「ありがと、わかったわ」






―小日向家、リビング



「「「「「いただきま~す」」」」」

都合5人分の朝飯が並べられたテーブルを囲み、いつもよりプラス1人の朝食が始まった。


「杏璃ちゃん、お味の方はどうかしらー?」

「あっ、はい!とってもおいしいですっ!」

「うふふ、ありがとう。おかわりもあるから、どんどん食べてね♪」

「ありがとうございます!」


か~さんは、ニヤニヤと微笑みながら、こちらを向き、

「んふふふ~。雄真くんも隅に置けないわね~。こーんな可愛い娘をお家に連れてくるなんて~♪」

「ん?連れてきたのは俺だが、こうなった原因は詩織だぞ」

「またまた~。照れなくってもいいじゃない~。ク・ラ・ス・メ・イ・トなんでしょ?」
このか~さんの言葉に、ぴくっとする人物が約2人。


「た、確かにクラスメイトだが。言っとくけど、か~さんの考えてるようなことは一切ないぞ?」

俺の言葉に、ホッと息を吐く人物も約2人。
一体何なんだ。


「でもでも~。雄真くんがお家に連れてきた女の子なんて、詩織ちゃんか準ちゃんくらいじゃない?それが、会って数日のクラスメイトを連れてくるなんて~、何かあると思って当然でしょ?」

「何もないっての!詩織の弟子になったんだから連れてきただけ!あと、準は男だっ!」
「あれ?そーだっけ。ぶ~、ゆーまくんつまんな~い」

ぷぅと頬を膨らませて不満顔のか~さん。


「んなことより、すもも。ソースとってくれ」

「はい、兄さん」

「あっ、あたしは醤油ほしい」

「ん。ああ、ほれ」

「ありがと」



「っ!?ゆ、雄真っ!?何で目玉焼きにソースかけてるのよっ!?」

「はあ?何言ってんだ、杏璃。目玉焼きにはソースだろ」

「おかしいわよっ!目玉焼きには醤油よっ!!」

「妾は、何もかけぬぞー」

「うるせーな。何かけようが個人の自由だろーが!」

「ダメよっ!ソースなんてかけたら食べられないわっ!!」

「何もかけぬ方が、卵本来の味をじゃな――」

「お前が食うわけじゃねーだろが!!俺はソース派なんだよ!」

「わかったわよっ!そこまで言うんなら、醤油かソースか、魔法で勝負よっ!!!」

「何もかけない派はないのかの~?」

「アホかお前はっ!!昨日勝負したばっかじゃねーか!意味わかんねーよ!」

「アホですってぇー!!雄真のクセにっ!!」

「・・・妾は、無視か・・・しくしく」


「あらあら♪二人ともすっごく仲良いわねぇ~」


とか何とか、いつもよりは随分騒がしい朝食を済ませて。






―瑞穂坂学園、女子寮玄関前


あの騒がしい朝食の後、
俺は、杏璃と一緒に学校への通り道である瑞穂坂学園の女子寮まで来ていた。

「ほほう。これが女子寮か」

俺は玄関前に立つと、しげしげと寮を観察する。
うむ、結構良い造りだな。

「なに、ジロジロ見てんのよ。いやらしいわねー」

「何その非難の眼差し!?俺何か悪いことした?なぁ、したのか?」

「・・・・・・目が怪しいわ・・・」

「っ!?俺の目が、目が否定されたよっ!?」

「あはははっ!冗談よ、冗談♪」


「――ったく。で、お前は用事があるんだろ?」

「うん。とっても大事な用事」

「そっか。じゃあ、俺は学校行くわ」

「ちょっと待って。明日も雄真の家で鍛錬なの?」

「ああ、そーなるな。今日と同じくらいの時間に来てくれ」

「わかったわ。じゃあ、また明日ね」

「おう、また明日」

軽く挨拶しながら、俺は杏璃と別れた。





第九話へ  ⇒第十一話へ(制作中)


++++++++++++++++++++++++++++++++
☆★あとがき★☆

いや~、更新できてよかったぁぁあーっ!!⇒織田裕二風に

う、おほんっ。
まあ、とにかく順調に更新できて何よりですわw

カムカム的には早く、設定やらキャラとかの紹介が終わって、
アホアホムードの学園生活をやりたいんですがね・・・。

かっなり重要な、春姫との関係がまだ決着してないんだなこれが。

次の話では、杏璃と春姫のやりとりがメインの予定だよぉ。

ではでは、またノシ


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コメント

  • 28.銀狼
  • 2008年04月02日 |
  • こんにちわ^□^またみにきちゃいました。
    思わずコメントしちゃいます♪
    また見に来ますんで更新がんばってください。
  • [編集]
  • 38.
  • 2008年07月06日 |
  • 続き楽しみにしています
  • [編集]

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