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二次創作(はぴねす!)◆凍結中◆

はぴねす!SS『魔力の行方』|第七話

□■━ 4月8日 ━■□



―小日向家、庭


「ふあぁ~~」

朝の日差しはポカポカと暖かく、起き抜けの身体を再度眠りへと誘う。


「こらっ、雄真。寝ぼけている場合ではないぞ。お主を”真の婿候補”にするために、今日からさらにビシバシいく予定じゃ。ぼへーっとしておると怪我をするぞ?」

「ふぁい、ししょ~」

ドゴッ

「イテッ!何も殴るこたねーだろっ!」

「いつまでも寝ぼけておるからじゃ!そんなことでは、『流身術』を極めること叶わぬぞっ!」

昨日の夜のやりとりの後、詩織のテンションが妙に高い。
どうやら、本気で俺を”真の婿候補”とやらにするつもりらしいのだ。

俺なんかを”婿候補”にしたがる詩織の気持ちもよくわからんが、否定すると昨日みたいなことになりかねん。
しばらくは、様子を見るしかねーか。


「うーっし!準備はいいぞー、師匠」

俺は軽く身体をストレッチさせながら、詩織に向き直る。

「うむ。では早速と言いたいところじゃが、今日は体術の鍛錬はナシじゃ」

「・・・?何でだ?」

「ふふふふふ・・・、それは――」

「それは?」

「新たな『流身術』を伝授するからじゃあっ!!」

詩織はビシッと俺を指さし、あまりない胸を張る。

「新たな『流身術』?」

「その通りじゃ!お主を”真の婿候補”とするためには、『流身術』をどんどん覚えていってもらわねばならん!」

「まあ、”真の婿候補”はともかく、どんな『流身術』を教えてくれるんだ?」

「うむ。そうじゃな、実際に見たほうが早かろう」


そう言って詩織は、いつからかそこにあった岩(なんで庭にこんなものが・・・)に向き合って右手を前に出す。

「―ラ・ヴァース・ド・ルーア・フェ・ルエ・ヴァシュテ!!」

詩織の右手から魔法球が飛び出し、岩に着弾。

ドガッ

岩にちんまりとした傷ができた。


――ん?これが新しい流身術?
ただの詠唱魔法じゃねーか?


「さて、今のはただのクラスFの魔法球じゃが、これに『流身術』を合わせると―」


今度は流身術を使うときのように、身体に魔力を纏う詩織。

「―ラ・ヴァース・ド・ルーア・フェ・ルエ――」

さっきと同じように詠唱――途中で詩織が掻き消える。

「・・・え?」

それとほぼ同時。

「―ヴァシュテ!!」 ドッッッゴッーンッ!!

爆音が響く。


バッと岩の方を見てみると―
そこには、右手を前に出した状態の詩織と粉々になった岩の残骸。


「・・・ふぅ、こんなもんじゃな」

詩織は岩の残骸を見て、うむうむと満足そうだが、

「・・・なあ、師匠。俺には何が起こったのか全然わからんのだが」

俺が当然の疑問を口にすると、

「当然じゃ。一目で理解出来るほど簡単な術ではないぞ?」

「じゃ、説明してくれ」

「うむ」と詩織が頷き、説明が始まった。



「まず、今の術の名を『葉討(はづち)』と呼ぶ。基本的には、身体強化魔法と詠唱魔法を合わせた技じゃ」

「身体強化魔法を使いながら、詠唱魔法を使うってことだな」

「うむ、その通りじゃ。しかし、単に合わせて使うだけではないぞ?身体強化魔法の応用で、詠唱魔法の威力を収束し、攻撃魔法の威力を増大させることが可能なのじゃ!」

「威力を増大?」

「見ておったじゃろうが!最初に使った詠唱魔法と『葉討』で使った魔法のクラスも種類も同じものじゃったろう?」

そういえば、

「・・・そうだったな」

同じ魔法であの威力の差か。

「さて、ここからがミソじゃ。通常、攻撃魔法は至近距離で使用するようなものではないのはわかるじゃろ?」

「ああ、自分も危ないからな」

「うむ。しかし、攻撃魔法の威力が一番高いのが放たれた直後なのじゃ。それは、目標に向かって飛んでる間にも魔力が消費され、威力が弱まっていくからじゃな」

「ふむふむ」

「『葉討』は、攻撃魔法を至近距離で放つことを可能とするだけではなく、攻撃の方向をコントロールすることで、同じ魔法の威力を5倍も高める術なのじゃっ!」

「「おお~」」

「流身術では、『瞬身』で相手の攻撃をかわしつつ距離を詰め、『葉討』を撃ち込むのが標準的なスタイルじゃな」

「なるほど」



「それでは、実践あるのみっ!じゃ。あの岩に向かって『葉討』を撃ち込むのじゃ!」

そう言って、詩織はまたいつのまにか出現していた岩(だから何で庭に・・・)を指し示す。


「実践あるのみっ!はいいが、なにもアドバイスなしかよっ!?」

「さっきの妾を思い出してやってみるのじゃ。大丈夫、お主なら出来る!」

「・・・ほんとかよ」




「いいか?ゼク」

「いつでもいいぜぇ~」

まずは身体強化魔法。

そして、俺は詩織のしてた通り、右手を前に出し詠唱を開始。

「エル・アムダルト・リ・エルス・エル――」


「―アダファルス! げっ!!」 ちゅど~ん!!


「・・・がふっ」


「・・・だめじゃったか・・・」



さて、雄真のセリフだけでは何が起きたかわからないので、説明しよう。

詠唱を開始した雄真は、最後の一音を残して瞬身を発動。
岩の前まで一瞬に移動した彼は、最後の一音を同時に開放。
しかし、
至近距離での攻撃魔法に耐えられず、岩とは反対方向に吹っ飛ばされる。
結界まで吹っ飛ばされ、背中から衝突。
くずれおちる。

以上、説明おわり。



「お~い、雄真よ。生きておるかー?」

「・・・」

「おい、相棒!なんでぇこの様はっ!」

「・・・」


それから5分後。


「・・・あぅ~、ひどい目にあった」

ようやくダメージから回復した俺は、縁側に座って茶を啜っている。
となりでは、詩織が同じく茶を啜りながら、

「ずず~っ、はふー。先程の失敗は、身体強化不足が原因じゃ。クラスFといえどもあの威力、きっちり衝撃を受け止めなければああなるのは体験した通りじゃ。ずずっ」

「気づいてたんなら、途中で止めろよな。―ったく」

「ずー。身をもって体験、ずず~、しなければ、はふ、わからんことも、ずずず、あるからの、ずずずずずっ」

「・・・おかげでひどい目にあったぞ。つか、茶飲みながらしゃべんな」

「ずずー。とにかく、これからは毎朝、『葉討』の訓練を追加じゃからな?ずっずー」

「へいへい」


そんなこんなで、朝の鍛錬は終了したのであった。







―午前11時 ”御薙教諭研究室”



「ぐむむむむ・・・」

俺は、魔法書と睨めっこしていた。



朝の鍛錬を終え、いつも通りシャワー浴びて、詩織と共に朝飯食べたあと。

すこしは寝れるかなぁ~なんて思いつつも、いやいや寝たら起きれねぇぞみたいな欲求と戦ってみたりしていると、学校に行く時間になってしまい、仕方なくもそもそと制服に着替えて学校に行き、御薙教諭研究室に入るなり、やたらハイテンションな母さんから熱烈な歓迎を受けつつもそれをうまく受け流している自分を客観的に見て、すごくね?とか思ったりして。

そして、昨日と同じ個人授業が始まって1時間。
何やら母さんはやることがあるらしく奥でごそごそとしていて、自習を言い渡された俺は現在進行形で魔法書と睨めっこしている。



「・・・頭痛てぇ」

普段からそんなに使わない脳を昨日から酷使しすぎて、脳が悲鳴を上げているよーだ。

「だいたい何だよこの魔法書の量は」

机に乗っかっている魔法書の数は、どうみても10冊は超えている。

「絶対無理っ!こんなの全部覚えれるわけねぇ!」

ガバッと机に突っ伏す俺。


「情けねぇな、相棒!まだ昨日の今日だぜぇ?」

ゼクがあきれ声?で話しかけてくる。

「ゼクか・・・、俺はもうだめだ・・・あとをたのむ・・・」

「・・・まったく、相棒は――」


コンコンコン

「「ん?」」

コンコンコン


ノックの音、だよな?
お客さん?

俺は突っ伏していた身体を上げ、

「母~さ~んっ!誰か来たよーっ!」

奥の方に向かって呼びかける。


ガサゴソガサゴソ

「ごめ~ん、今手が離せないのー。ちょっと出てくれるー?」

「へーい」

つか、母さんはさっきから何してんだ?



俺は椅子から立ち上がってドアの方へ―

コンコンコン

「はいはい、今開けるって」

ガチャ


「「「・・・・・・・・・」」」


ドアを開けると、二人の美少女が立っていた。
陳腐な言い方だが、それしか形容する言葉がないのだ。
二人とも瑞穂坂学園の制服を着ており、黄色いリボンをしているので同じ学年か。

一人は鳶色の髪の少女で、何か言いかけていたまま固まっている。

もう一人は、黄色い髪をツインテールにした小柄な少女で、こちらも固まっている。



そのまま数秒が過ぎ、
無言の重圧に耐えかねた俺が口を開こうと――

「あーーーーっっ!!!」

黄色い髪の少女(めんどいから黄色と呼ぶことにする)が、俺を指さしていきなり大声で叫びだす。

「な、なんだ!?」

俺、何かやらかしたか!?
もしくは生き別れの兄に似ているとか!?

「あんた、”マジックワンドが自己紹介男”じゃないの!」

なんだその名前は。

「む、失礼な黄色だな。俺は小日向雄真だ。確かに、ゼクが自己紹介したのは認めるが――」

「誰が、黄色よっっ!!」

「気に入らんか?じゃあ、イエローでどうだ?」

「英語になっただけでしょっ!!」

おおう、こいつはおもしれぇ。
ハチとは違ったからかい甲斐のある奴だ。くせになるかもしれん。


「ちょっと、杏璃ちゃん!」

黄色もといイエローがガルルル噛み付いている隣では、鳶色さん(心情的に”さん”付け)が必死に黄色を止めようとしている。

うむ、こっちの方が話がわかる雰囲気だな。


「え~と、鳶色さん?ここには何の用?」


「・・・鳶?ああ、私は神坂春姫っていいます。そちらの娘は――」

「いいわよ、春姫。名前くらい自分で名乗るわ」

「あたしは、柊杏璃。春姫のライバルよっ!!」

ライバル?
ああ、そうか。

「大変だな、二人とも。同じ奴を好きになったんだな?いわゆる三角関係――」

「んなわけないでしょっ!!」



そんなこんなで、二人が御薙教諭研究室に来た理由を聞いて中に入れるまで約20分の時間を要したのであった。







「はい、どーぞ♪」


ご機嫌な母さんが、俺たち(俺、神坂さん、柊)が席についたテーブルの上に紅茶が入ったカップを置いていく。


なんでこんなことになっているかというと。


つまりは、御薙先生に魔法の質問をしにきた二人を中に入れ、母さんを呼びにいくと。
「あら~、神坂さんに柊さん、いらっしゃい♪」「あっ、そうそう。新しい紅茶が手に入ったのー。飲む?飲むわよねー?」「ささ、みんな座って座って♪ゆ、小日向くんもほらほらー」
というわけである。


俺はとりあえず、カップに口をつけ紅茶を一口ふくむ。

「・・・ふぅ」

結構うまいな。
ん?でもちょっとあっさりし過ぎかなー。ミルクでも入れてみるか、いや待てよここはレモンをスライスしたものを――


「気になってたんだけど」

俺がレモンのスライスがないか探しに行こうとしたところ、柊が唐突に口を開いた。
つか、なんでそんなツンツンしてるかね。

「雄真・・・だっけ?あんた何でここにいるのよ?」

いきなり名前を呼び捨てかよ!

「あー、それはだな。何というか・・・」

母さんと親子ということは秘密なんだったよな。
う~む、何と言うべきか。

すると、違う方向から返答があった。

「小日向くんはね、私の弟子の一人なの」

「「「!?」」」

「えーーっ!?でも、先生、そんなこと一言も・・・」

神坂さんがかなり驚く。

「あら、言ってなかったかしら?でも、私の弟子ってことでそんなに驚くなんてなんでかしら?ムフフ♪」

「えっ・・・えっと・・・その・・・」

何故か神坂さんは顔を赤くして、俯いてしまった。

「小日向くんは、すいぶん前、神坂さんが弟子になるさらに前に弟子になったんだけど、いろいろな事情でしばらく魔法から離れてたの」

なるほど、そういう設定か。
ならば、俺のハリウッド俳優並の演技で合わせねばなるまいっ!

「御薙先生の言う通りダヨ。それで、瑞穂坂学園に入学を機に弟子に復活したってわけナノ」

あれっ?語尾がちょっとおかしいか?
ま、いいだろ。。

「・・・なるほどね、雄真がここにいる理由はわかったわ」

ふぅ、何とか誤魔化せたな。
さすが俺、ハリウッド俳優も真っ青だぜ。


俺は、大分冷えてしまった紅茶の残りを飲もうとコップを傾け――

ダンッ!

いきなり柊が机を叩いて立ち上がった。

そして――俺をまた指さし、

「勝負よっ!!雄真っ!!」

ぶっ!っと紅茶を吹き出しそうになった。危ねぇ。


「いきなり何だ!?意味わかんねーよ!」

「あんた、勝負の意味もわかんないの?」

「そういう意味じゃねぇ!何でいきなり勝負なんだよ!!」

「光栄に思いなさいよ、入学試験実技2位の柊杏璃が相手してあげるんだから」

「何ぃっ!?お前が2位!?嘘だろ?」

「嘘じゃないわよ?ちなみに、1位は春姫」

「げっ」

何ぃっ!?このおっとりした感じの神坂さんが1位で、
あのガルルル爆弾ツインテールが2位だとぅ!!

ふと母さんに視線をやると、こくりと頷いた。
どうやら本当のようだ。

ん~、待てよ。これはチャンスじゃねーか?同じ学年の魔法実技のトップ2がここに居るんだぞ。柊は2位らしいが、実力を知っておくのもいいんじゃないか?今の俺がどのくらいのレベルなのか気になるし。よしっ。


「・・・オッケーだ。この勝負、受けたっ!!」


こうして、杏璃vs雄真の勝負が決定したのであった。



第六話へ  ⇒第八話へ


++++++++++++++++++++++++++++++++
☆★あとがき★☆

すんませんm(__)m

とりあえず謝っておきます~。

リアルが忙しくて全然書く暇がなかったんです、本当です。
えっ?ラノベの感想は書いてるじゃん?それは…すみません><

もう本当に時間が経って、よくわからんことになってますが、
とりあえずヒロインがやっとこさ出てきました。遅い。

つか、杏璃は書きやすいなぁ。

次回は、よくわからん杏璃vs雄真のお話。



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