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二次創作(はぴねす!)◆凍結中◆

はぴねす!SS『魔力の行方』|第五話

―入学式当日:午後4時 ”御薙教諭研究室”


「――がふっ」

クラスFの魔法式集中個人授業が始まって、3時間。

本来なら、ゆっくり1ヶ月くらい使ってやる内容を一気に詰め込んだ結果――

俺の繊細な神経は、過度の集中力強制により磨り減り、
身体は見るも無残なボロ雑巾と化し、机に突っ伏していた。


そんな息子の様子に、ついさっきまで惨劇(授業)を繰り広げていた人物が一言。


「・・・情けないわねぇ」


そして、右腕からは――ゼクが。

「・・・情けねーぜ、相棒」



なんて――なんて、理不尽なんだ。

今すぐこやつらに、頑張った俺にに対する不当な扱いを撤回させねば!
とは思うのだが、身体が動きませ~ん。
なんとも歯がゆいことか。

おそらく、脳が膨大な情報を一気に処理したために、一時的にフリーズしているんだろう。
復活にはもう少しかかりそうだ。


パンパン

「はいはい、雄真くん。時間も無いんだから起きなさ~い」

「・・・・・・(まだ無理っす)」


ぺしぺし

「ほらほら、雄真くん。起きなさ~い」

「・・・・・・(もうちょっと)」



「・・・まったく。この程度でダウンなんて、先が思いやられるわねぇ」

「ああ、相棒の不甲斐なさには言葉も出ねーぜ・・・」

むぐぐ。言いたい放題だ。あんたらは鬼か。

「いい?雄真くん。魔法使いを目指すなら、これからこの何百倍の量を頭に詰め込まなきゃならないのよ?こんなところでつま

づいてたら、みんなどんどん先に行っちゃうわよ?」

はいはい、起きますよ。起きますとも。


俺は大分回復した頭でもって、身体を起こす。

「ふぅーーー」

ちょっち深呼吸。


「あっ、やっと起きたわね」

「ちょっと、母さん。さっきのはあまりにもひど――」

「さあ、次は実際に魔法を使うから、場所を移動するわよ」

俺の話など聞く気ゼロ。
いそいそと移動の準備を始める母さん。

「――理不尽だ・・・」





―俺の不満はさておき、母さんと向かった先はというと。

魔法練習場、通称『ステージ』と呼ばれるところ。

魔法科校舎に隣接し、広さは講堂の倍ほど。
半径15メートル程の円形の床がせり上がり、ステージのようなものを形成。
その数、最大8つ。

基本的にこの上で、魔法科の実習は行われるとのこと。
ステージには結界が張られ、魔法が暴発したときの被害を最小限に防ぐ。

ちなみに、クラスアップの試験もここで行われることが多いそうだ。


そんなステージの一つに、俺と母さんは立っている。

「あのさ、母さん」

「な~に?雄真くん」

「魔法式はさっきの個人授業で教えてもらったけど、肝心の”俺が魔法を使う方法”を教えてもらってないんだけど」

本当にそんな方法があんのか?

「そうね。じゃあ、ちょっとおさらいから始めるわね」

「まず、魔法使いの身体の中に”魔力”という水の入ったタンクがあるとしましょう。そのタンクの容量が魔力量ね」

「そして、そのタンクに蛇口が付いてるの。その蛇口の口径が――」

「魔法力」

「正解。魔法使いは各々、蛇口を捻って魔力を取り出し、それを構築した魔法式に流すことで魔法を使える」

「雄真くんの場合は、魔力量・魔法力共に一般的な魔法使いの数十倍なの。それを抑えるために、ゼクちゃんを着けて数多の封

印の魔法式を埋め込んでいるわ。簡単に言うと、蛇口にぐるぐる紐を巻いているようなものよ」

「だから、紐を一本ずつ解いていく封印解除と、取り出した魔力の行き場所確保のための身体強化魔法をずっとやってきたんだ

よなぁ」

あの中学生みたいな外見から変わらない詩織の手によって。


「そういうこと。で、そんな雄真くんが魔法式構築を必要とする詠唱魔法を使おうとすると、魔法式を構築しながら、封印も解

いて魔力を取り出して、魔法式に流すという流れが理想的なの」

「ああ、まさしく詩織から教えられていた方法だな」

「朝も言った通り、その方法は理想論なの。例えると、日本語と英語を同時に喋るようなものよ。絶対無理でしょ?」

「そりゃ無理だよなぁ」

「という訳で、もっと現実的な方法を教えるわね。
それじゃあまず、身体強化魔法、見せてくれるかしら?」

「――えっ?今、ここで?」

「そうよ?封印も限界まで解いて、今の雄真くんが使える全力でね」

「り、了解」

そーいえば、家の庭以外で使うの始めてだなぁ。
何か緊張するかも。

「いいか?ゼク」

「おうよ!」

ゼクに埋まっている封印を解いていきながら、
魔力を身体に纏う。

10%、これが今の俺の全力。

緊張のせいもあってか、ちょっと普段よりスピードが遅かったような。


ふと母さんを見ると、何やら神妙な顔をしている。

「・・・・・・想像以上にすごいわね」

「えっ?何が?」

「何が?じゃないわよ。あなたが今放出してる魔法力、普通の魔法使い10人分くらいに匹敵するわよ?これほどの魔法力を単

独で出せる人間は初めて見るわ」

「マジで!?」

まさかそれほどだったとは。
俺ってすげ~。

「まあ、いくら強大な魔力を所有していても、使い方が未熟だったら宝の持ち腐れだけどね」

確かに、俺より魔法力の低い詩織にいつもやられるしなぁ。


「さてと。今から使うクラスFの魔法にそんなにすごい魔力はいらないから、そうね、今の20分の1くらいに抑えて頂戴」

「っと、了解」

さっき解いた封印を再構築していく。
このくらいかな?

「はい、オッケーよ。今のそれくらいの魔法力がこの学園の魔法科生徒の平均なの。感覚をよ~く覚えておきなさいね。私や詩

織の前以外でこれ以上の魔法力の開放は禁止よ。わかった?」

「・・・・・・?」

「どうしてかわからないって顔ね。
い~い?強力な魔力開放っていうのは、とっても目立つの。結界を張ってないと地球の裏側からでも感知されてしまうわ。感知

される、つまり常人離れした魔力を持つ雄真くんの居場所がわかってしまうとどうなると思う?」

「・・・・・・どうなるんだろ?」

「世界中から雄真くん目当てに人が集まってくるわ」

「俺目当てに?」

「そう。目的は様々だけどね。研究材料、兵器利用、跡継ぎ、、、などなど。利用価値は数え切れないくらいあるわね」

「げげっ。勘弁してくれよ・・・」

「というわけで、人前で使うときは魔法力の開放し過ぎに気をつけるのよ?なるべく目立たないように、周りに合わせるの」

母さんはピッと指を立てて念を押すように確認する。


「じゃあ、詠唱魔法の使い方を説明するわ。身体強化魔法はそのままで聞いて頂戴」

「ああ」

「今、雄真くんは蛇口から魔力が一定に流れている状態っていうのはわかるわよね?」

コクン

「その流れている魔力は全部、身体強化魔法に消費されている訳だけど、一部の魔力の流れを変えて詠唱魔法の魔法式に流すと

、あら不思議。詠唱魔法も使えるのっ♪」

「げげげっ!?んな簡単にっ!?」

「理屈だけだったら簡単ね。身体強化魔法を使いながら詠唱魔法を使うだけだもの」

おおお、なんて簡単な方法だったんだぁ!!
今まで気づかなかった俺はアホか?アホに違いないっ!!

「俺は――アホだったのか・・・」

「ゆ、雄真くん?一体どうしたの?」

母さんは急にしゅんとした俺に心配そうに声をかける。

「いいんだ、母さん。俺、アホだから・・・。ウフヒヒヒ」


エクトプラズムを出しつつ、アレな状態の俺を見て、母さんはあわててフォロー。

「ゆ、雄真くんの頭が悪かったとかそういうのじゃないのよ?
気づかないのも無理ないのよ。身体強化魔法でもレアなのに、同時に詠唱魔法を使うなんて普通考えないわ。詩織だって、気づ

かれないようにしていたはずだわ」


気づかないのが普通?なのか?

「た、確かに、詩織が同時使用したのは見たことないけど・・・」

「でしょ?それに、口で言うのは簡単だけど、実際に同時使用しようとすると身体強化魔法がすっごく安定していないと無理な

んだから」

確かに、昔は気を抜くとすぐに解けそうになったっけ。
そんな状態では、同時使用なんか無理だったってわけか。

「そんな理由もあるから、詩織はずっと秘密にしてきたようね。でも、何年も鍛錬を続けてきた今の雄真くんなら、おそらく使

えるはずよ。さすがに、高いクラスの複雑な魔法式の魔法は無理だけどね」

「そういうことだったのか・・・。なんか釈然としないけど」

う~む。なんかうまく丸め込まれた感がするなぁ。


パンパン

「はいはい、説明はここまで。
理屈がわかったなら、あとは実践あるのみよ。早速、初歩の初歩、魔法球からいってみましょう。魔法式は覚えてるわね?」

「ああ、さっき習ったばっかだし」

「それじゃあ、母さんに向かって撃ってきていいわよ」

そう言って、母さんはニコリと微笑む。

よーしっ!
俺は精神を集中しながら、右手を前に掲げる。

「エル・アムダルト・リ・エルス・ディ・ルテ・・・・・・」

手のひらの前に魔力の球が構成されていく。

「カルティエ・エル・アダファルス!」

魔法球が母さんに向かって放たれた。


それを、母さんは――

「・・・・・・アムレスト」

光の障壁を展開。
俺の魔法球はあっさりかき消された。

まあ、消されるのは当然――だがしかし!!

「おおー!!詠唱魔法使えたぁー!!わーい!」

「やったな、相棒!!わーい!」

俺とゼクは大喜びだ。
仕方ないだろう、念願の詠唱魔法が成功したのだから。


「喜んでるところに水を差すようで悪いんだけど。今の魔法球、点数で言うと20点よ?」

「えっ!?20点っ!?」

「そうよ。魔法式構築が雑だし、魔力は流し過ぎだわ」

「きびし~っ!」

「魔法式構築はもっと丁寧にすばやく。魔力は魔法式全体に行き渡る程度が適量。少なくても多くてもダメ。わかった?」

「ん~、難しいな」

喜びも吹っ飛んじゃったよ、トホホ。


「それじゃあ、その辺に気をつけてもう一度ね」

「ういっす」

それから約1時間、あーだこーだ言われながらクラスFの魔法の練習が続いた。



「エル・アムダルト・リ・エルス――エル・アダファルス!」

俺の手の前から魔法の矢が放たれる。
矢は真っ直ぐに母さんに向かって飛んで行き、光の壁に当たって消えた。

「んー、85点ね。さすが雄真くん。この短時間で大分コツが掴めてきたようね」

「まね。ゼクのややこしい封印の魔法式とか、身体強化魔法の細かい魔力コントロールとかと比べるとずいぶん楽だし」

「それは当然ね。ゼクちゃんの封印や身体強化魔法は、クラスSに分類される高度な技術だもの」

「クラスSっ!?どーりで難し過ぎるわけだ・・・」

つーか、クラスSやってからクラスFって。
効率悪すぎ。


「さて、雄真くん。今日の目標、覚えているかしら?」

母さんは光の壁を解き、微笑みながら質問する。

「えーと、クラスFを取るだっけ?」

個人授業の最初にそう言っていたと思う。

「その通り。というわけで、今からクラスFの認定試験をしちゃいます♪」

「げげっ!?マジでするの!?」

「マジでするわよ?今日の目標だもの」

「せ、せめて明日とか」

「だーめ。今日の目標は今日中に達成しないと、来週までにクラスE取れないわよ?」

「そりゃそうだけど」

「往生際が悪いわよ、雄真くん。ほらほら、準備するからその間にこの服に着替えてきて」

言いながら、母さんは四角い箱を手渡してきた。

「これって、魔法服?」

「そうよ」

魔法服とは、防御魔法がかけられた服。
魔法を使うときに着るのが普通で、ダメージを軽減してくれる役割を持つ。
俺が朝の鍛錬のときに着ているジャージも一応魔法服だ。

「しょうがないか。じゃあ、着替えてくる」

「はい、いってらっしゃい」

母さんは上機嫌で手をフリフリしていた。



―で、着替えて戻ってくると、すっかり準備は整っていた。

ステージを囲むように、観客席のようなものが出現しており、
ステージにはスポットライトが当たっている。

「ボクシングの試合みたいだな~」

クラス認定試験って、こんなとこでやるのか。


「あら、雄真くん。早かったわね。その服、似合ってるわよ」

ステージの端でごそごそしていた母さんがこちらに気づいて、近づいて来る。

「そう?―っていうか、思いっきり普段着だし」

母さんからもらった箱の中には、Tシャツ、長袖シャツ、ジーパンが入っていた。
それに着替えた訳だが、俺が普段ちょっと外に出かけるときと何ら変わりない服装である。
誰も、魔法服なんて思わないだろうなぁ。


「さて、準備も出来たし始めましょうか。観客が一人も居ないのが寂しいけどね」

言いつつステージ上に移動していく。俺もそれに倣う。

「普通は観客がいるってこと?」

「そうよ?クラスDまでは、家族や友達とかが応援に駆けつけたりするわね。クラスC以上は、年二回で時期もきっちり決められ

てるから、お祭り騒ぎになるわね。注目の人の試験なんて、チケットが抽選になることもあるわ」

チケットが抽選って。
格闘技やコンサートじゃあるまいし。

「観客かぁ。居たら緊張しそうだし、居ない方がいいかも」

「本当は居た方が緊張感が出ていいんだけど。まあ、今日のところは仕方ないわね」


ステージ上である程度の距離を置いて対峙する。

「では、所属―瑞穂坂学園魔法科1年A組、小日向雄真のクラスF認定試験を始めます。認定は私、認定者番号―0008745、御薙

鈴莉が行います。制限時間は15分、その間に実力を示して下さい。ちなみに、母さんからも攻撃しますのであしからず。では

、始めっ!」


げっ、始まっちまった。
えっと、ゼクの封印を少しだけ解いて――よし。このくらいなら一瞬だ。

まずは――

「あっ、相棒っ!!来るぜ!」

何ぃっ!?いきなり攻撃ですか、母さん!

見ると魔法球がすでに飛んできているところ。

詠唱は――間に合うか!?

「ディ・ラティル・アムレスト!!」

光の障壁を展開。
と同時に魔法球が着弾。

ボガン!

即席の障壁は一撃で砕けた。

くっ!やっぱりちゃんと詠唱しないとっ!


「次々来るぜ!相棒!!」

見ると次々に魔法球やら矢やらが飛んできている。

げげげっ!ちょっと待ってよ、母さん!!
詠唱なんかしてる暇がないって~!

俺は詠唱するのを諦め、その場から逃げ出す。

着弾、着弾。

ドガ!ボカン!ドカン!

「ひぃ~~っっ!!」


それから10分間、俺は母さんの放つ魔法を避けながら逃げ回っていた。


「ほらほら、雄真くん。いつまで逃げ回ってるつもり?残り5分切ったわよ?このままじゃ、クラスFの認定は無理よ~♪」

くぅ~~っ!
詠唱する暇がねえ~っ!

こうなったら!!


俺は逃げるのを唐突に止め、その場にぴたっと停止。

そして――

「エル・アムダルト・リ・エルス・・・・・・」

「あらあら、雄真くん。自棄になっちゃダメよ?その状況で、詠唱が間に合うはず――」

俺はニヤリと口の端を上げながら、その場から掻き消える。

「――えっ?」


「ディ・ルテ・カルティエ・エル・アダファルス!!」

俺は唖然として母さんが見つめる元居た場所から、10メートルほど移動した場所で詠唱を完成させ、魔法球を放つ。
もちろん、放った直後に次の魔法の詠唱も開始する。

母さんはというと、
唖然としていたのも1、2秒。すぐさま俺の位置を把握し、障壁も展開。
ことごとく俺の魔法を防御、相殺していく。

と、そこで。

――カーン!!

ボクシングの試合終了のゴングが鳴り響く。(なんでやねん!)


終わったのか?

母さんがニコリと頷いたのを見て、俺は呪文詠唱を終了した。

「ふぃ~~」

「お疲れ、相棒」

俺はゼクの封印を再構築しながら、深く深呼吸。
そこへ母さんがゆっくり近づいてくる。


「お疲れ様。今日の予定はこれで終了よ」

やっと終わったぁ。早く帰ってゆっくりしてぇー。
っと、その前に確認。

「えーと、さっきの試験の結果は?」

「ん?ああ、結果ね。合格よ」

「ええっ、合格!?やられ放題だったのに?」

「そーよ?元々、クラスFの一部の魔法が使えれば合格なの。ちょっと張り切って攻撃しちゃったけど、本当は攻撃もなしが普通

よ」

「えええええっ!?俺の苦労は一体っ!?」

「それより雄真くん。あの途中で使った技、『流身術』でしょう?なんで、雄真くんが使えるの?」

そう、途中で俺が瞬間移動した技は、『葉月流-流身術』の技の一つ、『瞬身』だ。
一般的に、”縮地法”とか言われる技。
流身術の場合、強化した脚力と魔力の放出を合わせて瞬時に何メートルもの距離を移動する。
俺の場合は、まだ10メートルちょっとが限界だが。

「えっ?だって、身体強化魔法の師匠は詩織――」

「それはわかってるわ。でも、私がお願いしたのは”封印の制御”と”身体強化魔法”の鍛錬よ?それがまさか、流身術まで教

えてるなんて」

「身体強化魔法の一環とかだと思うけど」

「いい?雄真くん。葉月流-流身術はとても門が狭くてね、弟子なんてほんの数人しかいないの。そして、詩織は一人娘。この

意味がわかる?」

「……」

「つまり、自然と弟子の中から跡継ぎが選ばれる。弟子=婿候補ってことなのよ」

「む、婿候補っ!?聞いてねーっ!!全っ然、聞いてねーっ!!」

詩織の奴~っ!!どういうつもりで流身術を俺に教えたんだぁ!!

「まあその辺は、詩織に直接聞いて頂戴。なんとなく理由は想像つくけどね」

「ああ、帰ってから問い詰めてやる!!」

「じゃあ、今日は解散。明日は土曜だから、そうね、、午前10時に研究室にいらっしゃい」

「10時っ!?ちょっと早くない?昼からとかがいいなぁ~なんて」

「だ~め。時間がないのはわかってるでしょ?」

「むぅ」


「じゃあね、雄真くん。気をつけて帰るのよ?音羽と詩織によろしく言っといてね」

母さんは『ステージ』の片付けがあるのだろう、くるりと向きを変え離れていく。

「りょーかい。また明日、母さん」

「また明日、雄真くん」




俺は魔法服から制服に着替えて、学園を後にした。
―時刻は午後5時35分。





第四話へ  ⇒第六話へ


++++++++++++++++++++++++++++++++
☆★あとがき★☆

やっと、入学式当日学園が終了。

あと一話で入学式当日が終わる予定っす。

春姫と杏璃を所望の方はもう少しお待ちを。。



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