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二次創作(はぴねす!)◆凍結中◆

はぴねす!SS『魔力の行方』|第四話


俺が「母さん」と口にしてからの、母さんの喜びようはハンパじゃなかった。

またもや、ものすごい力で胸に抱かれたり、
「母さん」と呼ぶたびに身悶えたり、
俺の顔をじぃーっと見つめてきたり、
という感じで俺は勢いに負けてなすがままだった。


ちょっと危ない様相を呈していた、母さんこと”御薙先生”だが、
20分かかってようやく落ち着いてきたようだ。


今は、微笑をたたえながら、こちらの言葉を待っているように見える。

何故、魔法科の先生をしてるのか?とか、
10年前のことだとか、
いろいろ質問があったが、まずはこれから確認しよう。


「あ、あの、母さん?」

「なーに?雄真くん♪」

「そろそろ、ここへ呼んだ訳を話してほしいんだけど」

「あ!そうだったわね。雄真くんに会えて嬉しすぎて忘れていたわ」

母さんは折りたたみ椅子を持ってきて、座るようにうながす。

「はい、座って」

俺が椅子に座ると話が始まった。



「結論から言うとね――、
あなたは魔法科に入学することになったの」

――やっぱりか。

「ああ、職員室で聞いた」

「詩織とも話をしたのよ?雄真くんが魔法科に行きたがってるって聞いたし、封印の制御もある程度は出来るようになったって聞いたわ。だから、ちょっと強引だけど魔法科に入れちゃえーってことになってね」

「でも、クラスFじゃないと入れないんじゃ?」

「大~丈~夫。魔法科の最初の実習までに、さくっとクラスFを取れば問題なし!」


「・・・えええっ!?そんな無茶なっ!!」

「無茶じゃないわよ?ある程度の封印制御と身体強化魔法が出来れば、あとは詠唱魔法の魔法式構築を覚えればクラスFくらい簡単にとれるわ」

「そんなに簡単にっ!? あれ?でも、封印解きながら魔法式を構築してって聞いてたような?」

「ああそれはね、理想論よ」

「り、理想論!?」

「理想的だけど、現実的でない方法なのよ。封印解きながら魔法式構築なんて、絶対無理だわ」

「え?でも、詩織はそう言ってたんだけど・・・」

「おそらく、絶対無理なことを教えることにより、中途半端に詠唱魔法に手を出させないようにしたのよ」

「封印制御や身体強化魔法の鍛錬がおろそかになるから?」

「まあ、そんなところね。それに、詠唱魔法―魔法式構築の部分は独学じゃ効率がとても悪いのよ」

「そーいえば、詩織もそんなこと言ってたなぁ」

しかし、詩織のやつ。いくら鍛錬がおろそかになりそうだからって、嘘ついてやがったのか~!ちくしょ~!
決めた!ケーキ奢るの取り消しにしてやるぅ!



「というわけで――、
今日の放課後から、毎日ここに来なさいね。母さんがつきっきりで詠唱魔法を教えてあげるわ」

「今日から!?すっごく急な話のような」

「なに悠長なこと言ってるの。一週間後には、初めての実習があるんだから。それまでに最低でもクラスF、できればクラスEを取らないといけないのよ?」

「いっ、一週間で!?短すぎない?」

「大丈夫、大丈夫。雄真くんならできる♪」

「根拠がねえ・・・」



「あと、注意点が二つね。
一つ目は、魔法科入学生として堂々と振舞うこと。クラスFがないだけで、魔法科合格の基準は満たしてたんだから、な~んにも後ろめたいことなんてないのよ♪
二つ目は、私のことは”御薙先生”と呼ぶこと。母子関係がバレるといろいろややこしくなるの」

――う~ん。いろいろとややこしいなぁ。


「ん・・・わかったよ、かあ、御薙先生」

「うふ。二人の時は”母さん”でいいわよ?雄真くん♪」

「わかったよ、母さん」


「さて、これでこの話は終わり。もう入学式は終わってる頃だから、直接教室に行くといいわ。教室、わかるわよね?」

「1年A組だっけ?」

「そうよ。ちなみに、担任は母さんだからネ♪」


「――ときに、鈴莉」

今まで一言もしゃべらなかったゼクが、口(?)を開いた。

「なあに?ゼクちゃん」

「相棒が魔法科に入ったんなら、オレは喋りたい放題なんだよな?」

「そーねぇ。雄真くんがクラスEだと何も問題ないわよ?」

そりゃ、マジックワンドを持てるのはクラスEからだもんな。


「なるほど――
 よし!!相棒っ!!今から相棒はクラスEだっ!!」

「なぬぅっ!?いきなり何言い出すんだ?ゼク!」

「オレ様が自由に喋るためには、クラスEが必要なんだよ!!
なあに、心配いらねえ。一週間後までに、クラスEを取っちまえば無問題だぜ!」

――どれだけ自己主張の激しいマジックワンドだよ。


「あ~、無理だ無理。クラスFでも正直自信ないのに、クラスEなんか絶対無理」

「そこんとこはどうなんだ?鈴莉よ?」

「雄真くんなら大丈夫だと思うわよ♪
それに、今年入学の生徒は全員クラスE以上なのよ?雄真くんだけクラスFなんて、”御薙鈴莉の息子”の名が泣くわっ!!」

お~い。息子とかは秘密って言ってたでしょうが。

「というわけだ、相棒。相棒には悪いが、是が非でもクラスEを取ってもらうぜぃ」


「――ったく。
まあ、確かに一人だけクラスFはいやだしなぁ。コソコソとマジックワンドを持つのも飽きたし。
よし!いっちょ頑張ってみるか!!」

「その意気だぜ!相棒っ!!」


「盛り上がってるところ悪いんだけど、そろそろホームルームが始まるわよ?」

「げっ!?急いで教室に行かないと!!」

俺は、折りたたみ椅子を元に戻して、ドア付近まで行き振り返り、

「かあ、じゃなくて、御薙先生。失礼しましたっ!」

「はい。また後でね。雄真くん♪」

研究室を後にし、急いで教室に向かった。






―1年A組。

教室に駆け込んだ俺は、しばし唖然とした。


どこを見ても、女子、女子、女子・・・

えっと、男子は?

あっ、居た。いち、にー、さん・・・って、4人しかいねぇ!?
俺も入れて、たった5人っ!?

少なっ!!
噂に聞いていたが、これほどとは。

そうなのだ。魔法科というより、魔法使い人口の大部分を女性が占めている。
何故だか知らんが、男性の魔法使いは極めて少数。
そのが顕著に現れているのが、現在の光景である。


「おい、相棒」

「っと、なんだ?ゼク」

「唖然とするのは結構だが、注目の的になってるぜ?」

「えっ!?」

そう言えば、さっきから視線を感じるような。
てか、ほぼ全員がこっち見てるじゃねーか!!

うっ・・・恥ずかし~。


俺はそそくさと席に移動。
居心地わる~く、席に着いた。


そこへ―

「はい、皆さん。席に着いてくださいね」

母さんもとい、御薙先生がやってきたのであった。



それからは、今までと何ら変わりのないホームルームが展開され、
自己紹介、委員選出、などなど。つつがなく進行していった。

――自己紹介のとき、誰かのマジックワンドが待ってましたとばかりに、自己紹介を始めたこと以外は。



入学式当日のカリキュラムは終わり、放課後。

俺は、この学校の食堂『Oasis(オアシス)』に向かって歩いていた。
今朝のドタバタで別れた準たちと合流し、飯を食うためだ。

ホームルームの間にメールを送っておいたから、向こうもOasisに向かっていると思うんだが。

さて、どうしたものか。

成り行きとは言え、魔法科に入ることになってしまった。
このことをどう準たちに説明するか――だ。


シミュレートしてみよう。

『実は俺、魔法科に入ることになりました!』

『『えっ、ええっ~!?』』

『こっそり魔法科の試験受けててさ~。これが受かっちゃったみたいなんだわ』

『『ええっ~!?』』

『というわけでさ、学科は別々になったけど同じ学校なわけだし、これからもよろしく頼むぜ!』

『そ、そーね。ちょっと寂しいけど、雄真の夢のためだもんね!これからもよろしくね!雄真っ!』

『右に同じだ。頑張れよ!雄真っ!』


おお、いい感じだ。
よし。このノリでいこう。


脳内シミュレートをしているうちに、どーやらOasisに着いたようだ。

学食ながら、内装はとてもキレイで広く、ゆったりと昼食を摂れそうな雰囲気を演出している。

「あっ、来た来た。ゆうまぁ~~!!こっち、こっち!!」

広いOasisの真ん中辺りのテーブルに準とハチを発見。
準がこちらに向かってブンブン手を振って、位置をアピールしている。

入学式当日だから学校で昼食を摂る生徒が少ないとはいえ、
Oasisにはちらほらと昼食を摂っている生徒が居る。

自然と視線が集中するわけで。

恥ずかし~っての!


俺は早歩きで、準とハチのもとに急いだ。

「おい、準っ!!
そんなにアピールしなくてもわかるっての!恥ずかしいだろーが!」

「あら。せっかく分かりやすくしてあげたのに。雄真ってば恩知らずね~」

「ただでさえ目立つんだよ。どこに居ようがすぐわかるわ!」

「雄真ったら大胆ね~。『どこに居ようがすぐわかる』だって。これって、愛?」

「なんでそーなるっ!?」

相変わらずのアホなやりとりをしたあと、
それぞれ昼食を買ってきて揃ったところで、食べ始める。



食べ始めて間もなく――

「――ところで、雄真」

ハチがCランチのサラダをパクつきながら喋り始めた。

「(むぐむぐ)ん?なんだ、ハチ」

俺はAランチの唐揚げを飲み込んだとこで返答。

「お前、結局何組になったんだ?」

「あっ、それあたしも気になってた~」

ちなみに準はBランチ。見事にバラバラ。


「近くのクラス覗いても居なかったし。もしかして、オレの予想通り不合格だったのか?」

「アホかおめーは。仮に不合格だったら、のんびり飯なんか食ってる場合じゃねえよ」

「じゃあ、何組?」


――しょうがない、シミュレート通りにいくか。

コトリと茶碗を置いて、コホンと一つ咳払い。
ただならぬ雰囲気を察してか、準とハチも同じように食べるのを一時停止。

「実は俺、魔法科に入ることになりました!」

「「えっ、ええっ~!?」」

「こっそり魔法科の試験受けててさ~。これが受かっちゃったみたいなんだわ」

「「ええっ~!?」」

おおっ。まさしくシミュレート通り!さすが俺!

「というわけでさ、学科は別々になったけど同じ学校なわけだし、これからもよろしく頼むぜ!」

「「・・・・・・・・・」」

あ、あれっ?次は準のセリフだろ?あれれ?

「ちょっ・・・!」

ちょっ?

「ちょっとぉ、雄真っ!!そんなの聞いてないわよ!!何よそれ!!どうゆうことよ!!」

「でかしたぞ、雄真っ!!早速、オレに魔法科の美少女を紹介して・・・グボァ!!」

ハチが準の当て身を食らって撃沈。

「ハチうるさい!!さあ、雄真。ちゃんと説明してもらうわよ~!」



見事にシミュレートは外れ、準に四苦八苦しながら説明を終えたのは小一時間経ってからだった。
しかも、お詫びのしるしとかで一日デート(昼食付き)とか言いやがるし。

それから、俺は用事があるから校内に残ると告げ、準とハチは下校。
ハチのテンションは最後まで変だったが。(いつものことか)



今は、魔法科校舎2階の”御薙教諭研究室”にいる。

そこには、一組の机と椅子、そしてホワイトボードが設置され、
いかにも”個人授業”という様子を呈していた。

「さて、雄真くん。準備はいいかしら?」

「えっ!?あ、ああ」

「ちょっと、雄真くん?そんなボヘーってしてたら、今日中にクラスF取れないわよ?」

「なあ、母さん。さっきも言ったけど、それ本気?」

そうなのだ。この母さん、今日中にクラスFを取るのを目標と言い放ったのだ。
今まで詠唱魔法の魔法式構築なんかしたこともない俺が、今日中にクラスFを取るのは無茶だと思うのだが。

「大丈夫よ。今まで雄真くんはゼクちゃんに埋め込まれている封印の魔法式を、解いたり再構築したりしてきたんだもの。クラスF程度の魔法式なら、すぐに覚えれるわ」

「本当かな・・・?」

やっぱり不安である。


「それじゃあ、始めるわよ~」

ドカッと机の上に魔法書が置かれ、授業が始まるのであった。





第三話へ  ⇒第五話へ


++++++++++++++++++++++++++++++++
☆★あとがき★☆

え~と、まだメインヒロインたちが全然出てこない~。

入学式当日も終わってないし~。

まあ、ゆっくり書いていきますわ。


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  • レビュー・評価:はぴねす!/第4話 消えたタマちゃん
  • 品質評価 13 / 萌え評価 20 / 燃え評価 0 / ギャグ評価 2 / シリアス評価 20 / お色気評価 6 / 総合評価 10レビュー数 45 件 ある日、すももが突然小雪が部長を務める“占い研究会”に入部したいという。どうやら、部員が小雪一人だと知り、部員がたくさんいた方が楽しいかh
  • 2007年09月04日 |
  • ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン

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