不動産担保ローン 公式サイト 2009年07月:ライトノベルと感想つぶやき

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二次創作(はぴねす!)◆凍結中◆

はぴねす!SS『魔力の行方』|第十三話


―食堂『Oasis(オアシス)』



準の誤解を解くべく、二人を説得し初めて数分後。


「ちょっと雄真、まだ言う気!?しまいには怒るわよっ!!」

「小日向くん。いくら照れ隠しって言っても、限度があると思うの」

「いやいや、だから本当―」

「しっつこい!!もう完全に見損なったわっ!!」

「―あの頃の小日向くんなら、そんなウソ言ったりしないよ!!」


俺の株大暴落ー!!

事実を言ってるだけなのに!!


「―こうなったら、ハチっ!お前の出番だっ!!」

コイツにはあまり頼りたくないが、仕方ねぇ!


「―怒ってる美少女もまた格別っ!!雄真っ、グッジョブ!!」


「・・・・・・」


コイツに頼ったオレがバカでしたっ!!


「・・・万策尽きた・・・」

これがアウェーってやつか・・・
周りには味方など一人もいない・・・(アホならいるが)
果たしてオレは、無事に昼飯を食べられるのだろーか・・・


「まだだぜっ!!相棒!!」

声の主は、オレの右腕のブレスレット(ゼク)だ。



二人の視線がオレの右腕に集中したのはいいが―


(―おい、何言う気だ?ゼク)

(オレ様に任せとけって、相棒!)

(―援軍は嬉しいが、この不安感はなんだろう・・・)

(ようは、相棒のダチが男だってわからせりゃいいんだろ?)

(まあそうだが―)


「―おい、嬢ちゃんたち。相棒の言ってることは本当だ。このオレ様が保証するぜ」


「「嬢ちゃん!?」」


ん?
明らかに誰の声でもない声が聞こえたぞ。


「マジックワンドが、春姫(杏璃様)に向かって何と言う言葉使いですか(じゃ)!」


一つは、若い女性の声。
もう一つは、礼儀正しい執事を思い起こさせる声。


「ん?―ああ、嬢ちゃんたちのマジックワンドか。お堅いねぇ。ご主人さま命ってか?―ハハハッ」


「「・・・ッ!?」」


おいおい、明らかに怒ってるぞ。

「ったく、今どきのマジックワンドってのはみんなそうなのか?もっとお気楽にいこーぜ」

怒っているのに気付いているのかいないのか。
いつもの調子でしゃべるゼク。


「・・・は、春姫!!」

「な、何、かな?ソプラノ?」

「あの下品で、品性の欠片もないマジックワンドを破壊しますよ」

「ええっ!?は、破壊!?」

「ソプラノ殿、この私もお手伝いしますじゃ!」

「パ、パエリア?」



(おいゼク!やたら物騒な話になっちまってるぞ!)

(ったく、今どきの若い奴は・・・なあ?相棒)

(俺に同意を求めるな!つか、お前があおったんだろ!)



「・・・さあ春姫。遠慮など必要ありませんよ?術者もろとも黒焦げにするのです」

「く、黒焦げっ!?」

「・・・杏璃様。遠慮なぞ無用ですぞ?粉々に吹き飛ばしてしまいましょうぞ!」

「こ、粉々っ!?」

「おい、若造どもが!オレ様たちとやろうってのかよ!?」

「たち!?」


――そこへ、飯を温め直してもらった準がカムバック。


「あっれ~?みんなまだ食べてないの?もしかして・・・あたしのこと待っててくれてたとか?うれし~い!」

ホカホカと湯気が出ているトレーを両手に、ニコニコしながらこっちへ近づいてくる準。


うーがーっ!!
こんなややこしい状態で、さらに準!?

「無理っ!!絶対無理っ!!」

俺のスペックでは収拾つかん!


「・・・えっ!?雄真ったら、まだ一口も食べてないのにお腹いっぱい?」

「違うわっ!!」



「春姫。準殿に気をとられている今がチャンスですよ」

「で、でも」

「杏璃様。我らの力を思い知らせるのですじゃ」

「ほ、本気なの?」

「てめえら、聞こえてるぜっ!・・・やれよ。やれるもんならやってみろぉおおおっ!!!」

「こっちは、何かさらにヒートアップしてるし!?」


「―え?何なに今の声!?誰がしゃべってるの?」

「悪いが、今は説明できる状態じゃな――」

「相棒!!この若造どもに礼儀を教えてやろーぜっ!!」

「―ええいっ!うるさい!」


「ひっどーい!!教えてくれたっていいじゃないの!雄真のケチ!!」

「あ、いや。今のはお前に言ったんじゃなくてだな――」


「―小日向殿、お覚悟はよろしいでしょうか?」

「・・・小日向くん・・・ごめんね・・・」

「―雄真殿、最後に何か言い残すことはないですかな?」

「・・・雄真、あんたとの決着がこんな形になるなんて・・・」

「いやいや、二人とも!?何やる気になってんの!?」


「ちょっと雄真っ!!あたしの話聞いてる!?」

「相棒!!戦闘準備だぜ!オレ様の封印を解いてくれっ!!」


「むがーーっ!!!」(もう無理です!!)


「―あ。雄真が壊れちゃった・・・」


「壊れてねぇっ!!!」




―――――




・・・カチャ・・・カチャカチャ・・・


俺たちのテーブルでは、食器の音だけが響いていた。


「・・・・・・・・・」


あれから―

何で俺がこんな役割をしなきゃならんのだと世の中の理不尽さを嘆きつつ―こんな場所で魔法を使ったら退学になるよだからやめてくださいお願いしますまだ退学になんてなりたくないんですと哀願した結果―

マジックワンドたちは、一時休戦。
時間が無いからまず飯を食おうってな感じになったものの―


―何ですかこの雰囲気。


「ん~っ、おいし~!やっぱりオアシスの唐揚げは最高よね~」

ったく、のん気に唐揚げをパクついてる場合じゃねーよ。
つーか、元はと言えばお前の言動の所為じゃねーかっ!


見てみろよあの二人の態度―

「「・・・・・・・・・ソワソワ」」

何かソワソワしながらも、こっちをチラチラ見てるし!

やっぱり、全く誤解が解けてねぇー


―さて、どーする?

とりあえず、いつものシミュレートをしてみよう。


『・・・・・・・・・・・・』

ダメだ。
何から話せばいいのか出てこねぇ・・・

いや。
この際いっそガツンと―

『準!!お前は男だーっ!!』

『むぐっ!?―き、急にどうしたのよ、雄真!?』

『お前は男だよなっ!!』

『・・・む。―雄真、一体何度言ったらわかるの!?』
『―あ・た・し・は、身も心も女よーーっっ!!!』よーーっっ!!!』よーーっっ!!!』


・・・ダメだな。


「――あの」


―む、そうだ。

さりげなく会話に入れ込むのはどうだろう。


『おうっ!?このコロッケ、かなり冷めてるけど、うまいなぁー』
『そー言えば、か~さんが北海道産の男爵イモを使ってるとか言ってたなぁー』
『―ん?・・・男爵イモ・・・男爵・・・男・・・・・・』

『―そー言えば、準。お前は男だよなー?』


ありえねーっ
何かもうすっごい無理があるーっ!


「――あ、あのー」


こうなったら、かなり不本意だが下手にでるしか―


『・・・・・・準』

『ん?なーに、雄真。唐揚げほしいの?』

ガバッッッ→俺が床に伏せる音

『この通りだ準っ!!この二人に自分が男だって説明してくれーっ!!!』


ぎゃああああああっ!!

アホか俺はっ!!!


「・・・あの、、」
「・・・うーん・・・・・・タマちゃん、GO!」


――びゅん

ドゴッ


「―っっ!?」

何かが高速で、鼻先を掠め―
俺の足元にめり込んだ――って、この緑色の物体は確か・・・


「「・・・た、高峰先輩っ!?」」


「ん?―ああそうそう、そんな感じの名前だったっけ、この緑の奴の所有者」

長い黒髪で、すごい美人な――って目の前に本人っ!?


「―皆さん。お食事中に失礼しますね」

そう言いながら、ペコリとお辞儀して俺に向き直る高峰先輩。

「―雄真さん、その節は大変ご迷惑をおかけしました。あれから、お身体の具合は悪かったりしませんか?」


「「「「ゆ、雄真さんっ!?」」」」


「―あ、ああ、えーっと、だ、大丈夫ですハイ」

「それは良かったです。・・・あの時は急いでらしたので、きちんと確認もできなかったですし―」

「いやいや、特にケガとかしたわけじゃないんで。高峰先輩が気にすることは―」

「―雄真さん。私のことは”小雪”でいいですよ?」


「「「「こ、小雪っ!?」」」」


「―ああ、そうでしたね。・・・じゃあ、小雪先輩で」

「・・・もう。”先輩”もいりません」

ちょっと怒ったフリをする先輩。
うおお、可愛え~っ



「がぁあああああっ!!!雄真っ!!!いつの間にお前は、あこがれの先輩と仲良く――グボァッ!」

「―ハチ、邪魔!!ここはあたしが――」


「「ちょーっと、雄真(小日向くん)!!!」」


「―っ!?は、はい!?」

何だ何だこの二人の剣幕は!?


「何で、あんたごときが高峰先輩と知り合いなワケっ!?」
「高峰先輩と知り合いなんて・・・やっぱりすごかったんだ、小日向くん!」


え、えっ!?どゆこと?

「何で二人が、高み――こ、小雪さん―のこと知ってるんだ?」


「・・・あんたねぇ。それ本気で言ってるの?」

「???」

「・・・はぁ。どうやら本当に何も知らないようね・・・」

何がだ?


「―杏璃ちゃん。そう言えば、御薙先生が『しばらく魔法から遠ざかってたのよ』って言ってたような・・・」

「えっ?―そんなはずないわよー。だって、毎朝詩織と――「えいっ」―むぐっ」

俺は慌てて貴重な昼飯のコロッケを杏璃の口に放り込んだ。


「むぐぅ!むぐむぐっ、むぐーっ!(ちょっと!?いきなり何すんのよーっ!)」


―ったく、迂闊な奴め。
鍛錬のことを軽々と話そうとしてんじゃねぇ!

くそ~・・・俺の貴重なコロッケが・・・


「こ、小日向くん!?急にどうしたの?――杏璃ちゃん、大丈夫?」

―もきゅ!(大丈夫よ!)

「けど・・・口の中いっぱいみたいだよ?飲み込めるの?」

・・・も、もきゅもきゅ。(な、何とかしてみるわ。)


もきゅ・・・もきゅもきゅもきゅ―

もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ~


おお、小さな口を一生懸命動かしてコロッケを飲み込もうとしてる!!


・・・もきゅもきゅもきゅもきゅも―


まるでリスだな・・・


「頑張って!杏璃ちゃん!!」

―も、もきゅもっきゅ(や、やっと半分くらい)

「え!?まだ半分なの!?すっごい大きいコロッケだね!」


―いやいや、一口コロッケですよ?

つか、何で神坂さんはコミュニケーションとれてんだ?
俺には、もきゅもきゅ言ってるようにしか聞こえんのだが・・・



そして――

もきゅもきゅもきゅ・・・ごくん


「ふぅ。―ちょっと、雄真っ!!丸々一個なんて一口で食べれるわけないでしょ!!あたしを殺す気っ!?」

「そうだよ、小日向くん!おかずを交換するにしても、ちょっと強引すぎるよ!」

「・・・いや、別におかずを交換したかった訳じゃないんだが―」


「―じゃあ何?あんたはあたしの口を塞いで殺そうとして、あのでっかいコロッケを口に無理矢理突っ込んだってわけっ!?」

「『殺そうとして』と『でっかいコロッケ』を除くと、概ねその通りだ」

「―じゃあ何?あんたはあたしの口を塞いでーーーーー、あのーーーーーーーを口に無理矢理突っ込んだってわけっ!?」


「だぁあああっ!!単語だけ除くとすっごい犯罪っぽい感じにっ!?」


「――あ、あんた、あたしに何する気っ!?」
「・・・なんだか、犯罪の匂いがするね・・・」
「雄真ってば、サイテー」
「・・・雄真、お前・・・ついに・・・」


「―雄真さん、犯罪はいけませんよ?」


「ご、誤解だぁああああっ!!!」




――さて、
話が脱線しまくったあげく、危うく警察を呼ばれるとこだったが・・・

ようやくさっきの話の再開である――

小雪さんについて、杏璃が得意気に話し始める。


「世界最高の先見の魔法使い『高峰ゆずは』理事長。その娘で、親おも凌ぐ才能を受け継いでいると言われているのが、『高峰 小雪』先輩なのよっ!そして―」


「―おっと、その続きはこのハチ様にまかせろっ!!」


呼ばれてもいないハチが、杏璃のセリフの途中から割り込んでくる。

セリフを途中で切られた杏璃は、ハチを睨んでるし。
それに気付いてないハチ。
―ふむふむ。こうやって嫌われていくのか・・・哀れハチ。


「瑞穂坂学園に通ってる生徒であれば、魔法科・普通科を問わず誰でも知ってる超のつく有名人!!占い研究部の部長もやってて、その占いの精度は100%で外れなし!!」
「―また、その可憐なお姿にメロメロなファンが、学内外で多数存在!!先輩がいるから瑞穂坂学園を受けた奴も大勢いるのだ!!非公式ファンクラブ『K・K・K(こん・こん・小雪ちゃん)』の会員数は、現在約200名!このオレももちろん会員だぜっ!!」

「・・・ハチ、お前・・・まだ入学して2日目だぜ?何でそんなに詳しいんだ・・・」

「フッフッフ。―愚問だな雄真。このハチ様の情報収集能力は美少女関連にのみ、最大限に発揮されるのを忘れたかっ!!」

「・・・何の役にも立たない能力だがな」

「何を言うかっ!その筋では『情報屋ハチ』として、気になるあの娘やこの娘の極秘情報を格安料金で提供――」

「金取ってんのかよっ!?」

「―かの有名な情報屋もこう言っていた。『情報だよ情報。情報を持ってりゃ金になる』ってな」

「・・・元ネタが分かる奴いんのか!?」

「―正確無比な美少女情報を、圧倒的なスピードで提供する情報屋に、俺はなるっ!!」

「そんな風に『海賊王になる!』的なノリで言われてもな・・・」



バンッ!!


「―そんな下らないことはどーでもいいのよっ!!」


おっと、杏璃復活。


「―コイツの言った通り、先輩はちょ~~有名人で、ちょ~~人気者なの。あたしだって、中等部時代からの憧れの先輩なんだからっ!!」


「・・・ガーン。・・・コイツ・・・コイツ・・・・・・」

あーあ、コイツ呼ばわりされたハチが、泣いておりますよ?


「その高峰先輩がっ!なんで雄真ごときと親しげにっ!!―あたしなんて、話したこともないのにーっ!!何で!?何でなのーっ!?ムキーーーーーーーッ!!!」

「あ、杏璃ちゃん!気持ちは分かるけど、落ち着いて!!」

「これが落ち着いていられる訳ないでしょ!!―さあ雄真っ!どうやって知り合ったか吐きなさーいっ!!!」


「・・・それ、今でないとダメか?先に飯を食っちまいたいんだが――」

「ダメっ!!!今すぐっ!!!」

「・・・勘弁してくれ・・・」



「―それでしたら、私の方から説明しましょうか?」



「ええっ!?そ、そ、そそそんな、せ、せせせ先輩の――(ごにょごにょ)」


「―あれは桜の花がとても綺麗な入学式の日でした―」


杏璃、緊張しすぎだろ・・・
小雪さんはすでに話し始めてるし・・・

「―あまりにも綺麗な桜で、天気もすごく良かったので、ちょっと散歩をしていたんです」
「その途中、ちょっと桜に見とれてボーっとしていたところ、タマちゃんを落としてしまって・・・」
「・・・まさか・・・あのようなことになるなんて・・・」

「―え、特に何もなかったはずですけど(ちゃんと避けたし)」


「―地面に・・・大穴を開けてしまいました・・・」

「ええっ!?そっち!?」


「そして、運の悪いことに落下地点には雄真さんがいらしたのです・・・」

「・・・何か、俺のことはついでみたいな感じですね・・・」


「―雄真さんは急いでらしたのに、大変なご迷惑をおかけしてしまいました・・・。校庭に穴まで開けてしまいましたし・・・」


「ふむふむ、なるほど。―雄真のバカが、高峰先輩にご迷惑をおかけしたってことはわかりましたっ!!」

「お前!全然わかってねーじゃねーか!!」




キーンコーンカーンコーン


「あっ、予鈴だわ。まずいわね、いくわよハチ!」

「―ちょっとまて準。オレはまだ小雪先輩に挨拶してな―――グボァッ!」

「早くしないと遅れちゃうでしょ!!―じゃ~ね~、雄真~っ」


「―おいいっ!?ちょっと待て、準!せめて、自分は男だと明言してから――」

「あっ、言うの忘れてたわ~、危ない危ない」


おおーっ、これでやっと誤解が解け――

「―例のデート、今週末の日曜日だからね~。んじゃね、バイバイ~」

――るかぁあああっ!!!



第十二話へ  ⇒第十四話(前編)へ


++++++++++++++++++++++++++++++++
☆★あとがき★☆

はい、久々の更新です。

次回からは、クラスメイトとかも登場して、
結構更新し易くなる予定です~。

この話くらいまでが、導入部分?な感じなんで、
これからカムカムが思い描いてた物語が始まるのかな?

まあ、よろしくお願いします~♪


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かぐや魔王式

かぐや魔王式

かぐや魔王式
です。

月見草平さん著、イラストは水沢深森さんです。


この著者さんの作品は、はじめて。

巷では、ハルヒに似てるって言われてますが、
確かにヒロインの設定は似ているカモです。

しかし、主人公やら他の世界観やらは全然別。

普通に、楽しめる作品に仕上がっております。

ラブコメ好きのカムカムにとっては、かなり良いキャラ設定だと感じておりやす。


そーですねぇ。
あえてハルヒと比較するなら、ラブコメ度はこっちの方が上で、
ストーリー性はハルヒのが上かな?



内容の感想は、また今度。




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