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レジンキャストミルク

れじみる。【Junk感想】

れじみる。です。



1回目の購読です。

レジンキャストミルクシリーズの短編集第二巻。

そして、シリーズで最後の本になります。


内容的には、最終決戦(8巻)から一ヶ月半後の話や、
シリーズ中の番外編等も収録されており、主要キャラは全部出てますね。



さて、文化祭での一幕。

晶のクラス(男女入れ替え喫茶-男がウェイトレス、女がギャルソン)に硝子たち5人組が入ってからの控え室。
「…僕が行くのか?」
「当たり前じゃない」
芹菜は満面の笑顔で頷いた。
「自分の彼女に、可愛い姿見せてきなさい?」
「最悪だ…。来るなって言ったのに…」
絶望的な表情になった晶を見て、芹菜は少し愉快な気分になった。
―このくらいはいいよね。
せいぜい恥ずかしい思いをしてくればいい。自分を振った男への、ささやかな復讐だ。

カーテンの隙間に顔を突っ込んで覗き見している友人たちに「あたしはいいよ」とジェスチャーする。想像すると楽しくなるし、見てみたいとも思ったが、やっぱりやめておこう。
どうしても後ろ向きな気分になってしまいそうだから―今は、まだ。
十年越しの想いを吹っ切るには、二ヶ月弱くらいでは、とても足りない。
やっぱり、もう少し時間はかかるだろう。
だけど芹菜は、それでも、と、思うのだ。
晶に心から笑える日が、硝子を心から祝福できる日が、いつか来るに違いない。
そうすれば自分はきっと、成就しなかった初恋を笑い飛ばせるだろう。
――見てなさいよ。
自分を選んでくれなかった少年に、芹菜は心の中でだけ宣言する。
失恋した女は、綺麗になるんだから。
その時になって後悔したって、もう遅いんだぞ、と。


報われないなぁ~、芹菜は。
幼馴染という超ヒロイン的な立場ながら、結局はフラれるし。
こういった考え方で、一途な娘は大好きだなぁ、やっぱ。


次は、里緒がいたころのお話。

ネアを手伝うといって失敗した後の屋上で。
「ねえ」
「…里緒、役に立てなかったよ。ううん、ネアと蜜と殊子に、迷惑もかけちゃった」
「そうだな」
「頑張ってお手伝いしようと思ったんだ。でも…失敗しちゃった」
「ああ、見てたよ」
「ダメだね、里緒は。…ネアに恩返し、できなかった」
「ああ、そうだな」

「なあ、里緒」
「僕は里緒に、何か恩返しした方がいいか?」
「…え?」
「いつも僕は、里緒に世話になってる。だから、恩返ししなきゃいけないか?何がいい?何をして欲しい?望む通りのことをしてやるよ」
「…なんで、そんなこと言うの?」
「里緒はそんなことして欲しくないよ」
「なんでた?」
「だって里緒は、晶に…」
「…いらないんだろ?」
「見返りなんて、いらないんだろ?里緒は。僕も同じだよ。里緒に恩返ししようなんてことも、まったく思っちゃいない。好きなだけ、気の向くままに頼み事をして、それだけだ」
「あ…」
「それで何か不都合あるか?」
「え、っと」
「僕のこと、迷惑か?」
「…ううん」
「不都合なんか…ないよ。迷惑でもない」
「だって晶は、里緒の友達だもの。友達だから、恩返しとかしなくていいんだもん。迷惑かけても許してもらえるもん。だから…不都合なんか、ない」

「ねえ、晶」
「何だ?」
「今日の昼休み、里緒のところに来てくれる?」
「さあ、どうかな。…ま、びしょ濡れだから、午前中の授業はサボるかもな」
「だったらお昼までずっと一緒にいようね」


はぁ。
晶、想われすぎでしょ~よ。
里緒も何でそんなに一途なの~?
何と言うか、心がむずっ!ってするやり取りですわ。



どんどんいきますっ!次っ!

文化祭中、晶と硝子を二人っきりにしようと気を利かせられたあと。
「しかし八重さんたち…気を利かせたつもりなんでしょうか」
「みたいだぞ」
「僕のシフトが終わったら姫島に呼び出された。保健室まで来いって」
「…マスターはそれにほいほい言うこと聞いて来た訳ですか」
「来ない理由もないだろ」
「…まったく…この人は…!」
「どうした硝子、顔が赤いぞ?珍しい」
「余計なお世話です!」
「ま、お前のそんな反応を見るのも悪くない」
「何なんですか本当に!この女装癖!変態!ドMのくせにドS!」
「そこまで言うか!?」
「もういいです。仕方ないです。選択肢もないことですし、行きますよ」
「…はいはい、わかったよ」

「…やっぱり駄目です」
「は?」
「私をエスコートしてください」
「お前今、ついてきてください、って言わなかったか?」
「言ったけど言いませんでした」
「…わかったよ」
「ったく…こんなんじゃ先が思い遣られる」
「何ですか『こんなん』とは。どんなんですか」
「減らず口ばっかり育ちやがって」
「他のところもちゃんと育ってます!」
「はいはい」


バカップルじゃん。
シリーズの始めからの定番なやりとりだけど、やっぱり関係が変化するとちょっと変わったかな?
このやり取りもこれで最後。


はいっ!
最後は、なんかパロディっぽいボーナストラックから。

舞台は病院。

『最後の一葉』っぽいお話。

君子が読んでる本。
「…『キラの旅-the cordinated world-』?」
「うん。衝撃文庫でいまいちばん人気の作品だんだよー」
「どんなお話なのかな?」
「ええとねー。主役のキラが、フリーダムに乗って旅をする話なのー」
「こんな感じー。『できそこないの人間どもの乗るグフが溢れかえる宇宙を、一台のフリーダム(注・モビルスーツ。胸を貫かれてもパイロットが死なないものだけを指す)が、ゆっくりと飛んでいた…』」


ヤバイです。


さらに。

八重が見てる番組。
「ねえ八重、何を見てるの?」
「…新番組です」
「なんて番組?」
「今週から始まったの。『レジかみっ!』」


パクリです。



さ~て、この巻で本当に最後になってしましました、レジンキャストミルク。

全8巻+2巻の10巻。

ちょうどいいボリュームだったんじゃないでしょうか。

カムカム的には、アニメ化を所望しているんですが。。
(無理かなぁ~、いけると思うけどなぁ~)


次のシリーズは、ファンタジーだそうです。
イラストはやっぱ椋本さんがいいなぁ。

アニメ化に期待しつつ、次シリーズを楽しみにしております~。



★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  保健室に置いてある薬品
 「…あれ、全部ちゃんとした薬なんですか?」
「まあ、致死量を超えなければ」
「毒じゃねえか!」
「あら、何を言ってるの晶さん?毒も薬も本質的には同じものよ。致死量のない薬なんて薬でないわ。…晶さんならわかるでしょう?」
「質問を変えます。法律に引っ掛かってはいないですか?」
「…今日もいい天気ね、晶さん」
「雨降ってんだろうが!やっぱ違法かよ!」
「失礼ね、間違っているのは法律の方よ」
「思春期の不良化あんたは!」

 ⇒ネア恐るべし。







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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【8巻感想】

レジンキャストミルクです。



1回目の購読です。


さてさて、この巻で最終巻っ!!

前半は前回の殊子の死の各自の捉え方や、
最終決戦前のひととき。

後半は、ガチバトルです。
最終決戦にふさわしい出し惜しみなしの最大のバトルっす。

で、最後には。。



まあ、とりあえず最終決戦前からいきますか。

屋上で。

晶と里緒のひとときの中での、里緒の唄。
――輝かしいものを求めた、少女
――それと引き換えに天国へ行けると、信じてた

――たとえ方法がわからなくったって
――あの場所へ赴いて、ひと声掛ければいい
――彼女はそう信じてた
――天国へ行けると、信じてた

――壁には落書き
――でも、よく見て
――言葉には必ず、別の意味があるから

――流れる小川、その傍の樹
――鳥が孤独に、囀っている

――ああ、私たちの思索は、ときに偽者で――


里緒にとって、殊子の存在は大きかったんだなと、
感じさせられる唄。
そう、『彼女』はだた、天国へ行こうとしていた―




さて、ストーリーの方は、、
殊子の死を各自噛み締めながら、乗り越え、
最終決戦です。

城島樹、鏡、【無限回廊】 VS 晶、硝子、里緒、蜜、ネア

バトル自体は、今までの<虚構>が勢ぞろい。

というか、バトルもおもしろかったのですが、、
決着がついた後の出来事の方が印象に残りましたぁ。

里緒がぁ、里緒がぁあっ!!

「ね、晶。小町と一緒に行かせて?」
「里…緒」
「大丈夫だよ。寂しくなんかない。だって里緒には、晶がいるもの。大好きな晶がいるから、ずっと傍にいるから、へっちゃら、だよ?」
「いや、だ…」
「僕は、いやだ。里緒が…そんな」
「我儘、言わないでよ、晶」
「里緒を利用してくれるって言ったよね?好きなように使って、いらなくなったら捨ててくれるっていったよね?里緒は、そうしてくれなきゃイヤだよ。だってそれが、晶と友達だってことだもん。晶が、里緒を好きでいてくれるってことだもん」


最後の最後で、この作品の登場キャラで、一番好きなキャラが彼女になりました。

<虚構>『有識分体』の<固定剤>、柿原里緒。



終わってしまいました、レジンキャストミルク。

冬くらいに関連作品が出るとか出ないとか。
もし出るなら、里緒も殊子も出してほしーなぁ。

総評としては、キャラが立っている作品だったと思いますね。
結局、最後までキャラにいい意味で振り回されました。(感情移入しまくりです)

希望を言えば、アニメ化ですね。
椋本夏夜さんのイラストが動くのも見たい。

物語的にも、深夜であれば普通に放送できる内容ですよ。


アニメ化に期待しつつ、次回作品に期待っ!!



★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  最終決戦前の里緒に対する晶の一言。
 「僕についてこい。僕の駒になれ。『有識分体』」
「うん。大好きだよ、晶」

 ⇒ここまで想われてる晶って。
  いいよなぁ~。里緒っち。







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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【7巻感想】

レジンキャストミルクです。



1回目の購読です。


さてさて、人物紹介はもうないので、
すぐ感想いきますか!



この巻で、ラストから1つ前。

もうほとんど日常のシーンがなくなっちゃいました。



ではでは、本編っす。

唯一残っている硝子の日常から。

休日の少女たちのやりとり。
さっきまでひめひめが手に持っていたと思しきクレープが、あられもない姿で無残な墜落死体を晒していました。白い生クリームの脳漿と赤いストロベリーソースの内臓がはみ出ています。救急車を呼ぶまでもありません。どう見ても即死でした。
「…やっちゃった…」
「…ドジ」
「ああ、私の…デリシャスいちごスペシャルが…」
「ひめひめ」
「落胆する必要はありません」
「うう、でも硝子…」
「三秒ルールです」
「…え?」
「ですから三秒ルールです。まだ間に合います。拾って食べなさい」
「って、食べられる訳ないでしょ!」
「もう三秒経ったと思うけど」
「なるほど。そうですか。…では仕方ありません」
「地面に触れていない部分は汚れていません」
「…はい?」
「ですから地面に触れていない部分は汚くないです。なのでそこは食べられます」
「どうやって?」
「這いつくばって食え」
「あんた鬼?鬼なの!?」
「ねーねー、この落ちたクレープ、面白いから写メ撮っていいー?」
「君子まで!!」


相変わらずのやりとり。
日常のやりとりがほとんどなくっても、
というかだからこういうのが大事なのかなぁ。



さて、ストーリーの方は、、
前の巻にも増して、というかさらに展開。

今回は、久々に【無限回廊】が大暗躍。
晶との直接対決、策略も巡らし、学校も悲惨な状態に。

勝負的には、晶が勝ったような感じですが、
トータル的には”負け”たような(晶も認めてる)

そのくらいの出来事が、学校の舞台であったわけよね。


あとがきでも著者さんが書かれてるけど、
このシリーズのキャラは著者さん的に、自分の書きたいように書いていってるんですよ。

前作では、客観的にキャラを書いていたとのこと。

でも、そういう衝動的に書いたほうがキャラへの感情移入ももろに読者に伝わるのではないかと。

で、
この巻では、いいまでのキャラ内で大事件が起きるんですよね、最後で。

なーんというか、この作品のキャラは好きなキャラばっかりなんで、
ちょっち残念かなぁ。
まあ、でも必然的なものって想いもあり。

いやはや、でも次は最終巻。

どういう結末が待っているのか。
期待もあり、不安もあり。

さて、読みますか。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  晶と蜜のめずらしい組み合わせでの喫茶店で、蜜の一言。
 カプチーノにどばどばと砂糖を入れ始めた。
「そんなに入れてどうすんだよ」
「あら、知らなかったの?女の子の半分は砂糖でできてるのよ」

 ⇒知らんかった。
  蜜の言いようも何と言うか、ツボですわ。
  こういう風な言い方する奴、好きだなぁ。







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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【6巻感想】

レジンキャストミルクです。



1回目の購読です。


さてさて、感想に行く前に、
続きの登場人物をまず紹介。


城島樹。
晶の父親。
『仮想観測論』を作り出した、<虚構>発生の原因の男。
【無限回廊】の画策により、実軸に帰還。
諸悪の根源。


城島鏡。
晶の母親。
6年前にどこかの<虚構>に飛ばされ、
<虚構>になって帰ってきた。
固定剤は樹。



その他はまた今度。



この巻からは、”激動”です!

いろいろな今までの謎とか、伏線が白日の下に晒されていきます。



ではでは、本編っす。

ちょっと進んだ?晶と硝子の様子。

二人して一緒に寝た朝のやりとり。
「おはよう」
「あ、はい」
「おはようございます」
「ああ…ってどうしたんだ、お前」
「はい、あの…マスター。ひとつ質問があるのですが…」
「なんだ?」
「…ん?」
「籍、いつ入れに行きましょうか」
「…は?」
「ですから、籍を。役所に行けばいいんですかね?」
「籍って、何のだよ」
「いえ、ですから、私とマスターの」
「…ええと…ちょっと待て」
「何でしょう?」
「意味がわからない。どうしてそんなに話が飛躍してる?」
「飛躍とはなんですか。昨日、初夜を済ませたではないですか!」
「えいいっ!?」
「…本来なら籍を入れてからにすべきでしたが、ああなってしまっては仕方ないです。でも一刻も早く形式を整えなければなりません。そうでないと、この身体の本来の持ち主にも」
「待てーっ!」
「申し訳が…って、なんですかいきなり叫んで」
初夜?済ませた?
まさか僕は僕の知らない間に硝子とそんなことを、…ってそんな訳はない。絶対ない。あり得ない。そのはずだ。
「ええと、僕とお前がいつ初夜を済ませたんだ?」
「ですから、昨日」
「昨日のいつだ!?」
「夜。あ…まさかマスター。私を弄んだと…そういう訳ですか…!?」
「お前さ、ちょっと尋きたいんだが」
「何でしょう」
「『初夜』って、意味わかって言ってんのか?」
「当たり前です」
「じゃあ説明してみろ」
「あの、マスター、それは何の羞恥プレイですか?」
「いいから説明してみろっ」
「…?想いの通じ合った男女が一緒の布団で寝る初めての夜のことです」


いや~、やりとりも進化しておりますなあ。
いくらシリアス全開の巻でも、いろいろとおもしろいやりとりを入れてくれるのはありがたいっす。
まあ、純真な硝子がかあいいやりとりでした。



で、次はちょっと異色。

戦闘中に現れた助っ人、佐伯ネアとのやりとり。
「その…佐伯先生?」
何故か、女王様とロッカーを足して二で割ったような、革のボンデージで飾られていた。胸元は大きく開き、足はタイトなブーツ。スタイルとその服だけで見るならモデルもかくやと言うほどの決まり具合だ。でも、首の上に乗っかった病的な顔と白衣がいろんな意味でアブノーマルに突っ走った挙げ句にブレーキを破壊して崖に向かい暴走しているような訳のわからなさを醸し出している。
「ええと…取り敢えず何ですかその服装は」
「うふふ、勝負服」
何と勝負したいんだ。さっぱりわからない。
そうして彼女は、薬を喰っていい具合になった自傷系パンクバンドのボーカルがステージに立つように、ゆっくりと―こっちに向かって歩いてきた。


いまだにキャラが掴めない、佐伯ネアの登場。
キャラが掴めないというか、訳がわからないのかな?
しっかし、この作品のキャラは皆さん濃いですなぁ。



ストーリーの方は、
クライマックスにまっしぐらって感じです。

まさか、【無限回廊】が●だったなんてぇ~。
とか、いろんな秘密が目白押し。

樹と晶の邂逅もやっぱりというか、期待通りというか、
すさまじくいろいろな要素が満載されて、ちょっと消化不良になったかな?

まあとにかく、あと2巻。
どのようにして、世界に決着がつくのか。
晶と硝子はどーなるのか。

あ~、気になりますねぇ。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  それでも晶を慕ってくれる友人たちに一言。
 「相手は僕の両親と兄貴だ。笑えるくらい個人的な戦いだ。ただの家庭の事情って奴だ」
「でも関係あるか。お前ら全員…いいようにこき使ってやる」
そして最後に、硝子へと。
「さて、僕の唯一の家族。…華々しく、親殺しといこうか」
「イエス、マスター」
「罠を張って待ち伏せ、策に嵌めて陥れましょう、罠を張られても笑ってかわし、策に嵌められても足掻いて抜け出しましょう。たとえ向こうが真でこちらが偽でも、そんなことは私たちの現実には関係ありません。私と貴方と偽の世界たちは現実なんかには負けません。故に全員総出で全身全霊で、私たちの敵を、完全無欠に容赦なく…」
「ぶっ殺してやりましょう。私の恋人」

 ⇒こんな展開で終わられたら、次の巻がすっごく待ち遠しくなりますなぁ。






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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【5巻感想】

レジンキャストミルクです。



2回目の購読です。


さてさて、感想に行く前に、
続きの登場人物をまず紹介。


敷戸良司。
晶の親友。
日常に登場する人物だったが、この巻で…


鴛野在亜。
2巻での事件に深く関わっていて、いまだに<虚構>を秘めている。


その他はまた今度。



さてさて、
この巻で晶の守ってきた日常が、取り返しのつかない程ぶち壊されます。

佳境に入ってきた5巻です。



ではでは、本編っす。

珍しい3人組。

晶と里緒と蜜の昼休みの屋上でのやりとり。
「ねえ、蜜も一緒にここで食べようよ」
「冗談。あんたたちと馴れ合ってどうするの?しかもそんな狭いところで」
「狭いんなら里緒が抱っこしてあげようか?あ、それとも蜜が里緒を抱っこしてくれる?」
「…あんた前半は無視!?」
「もう、蜜ったら。里緒のこと代名詞で呼んじゃダメだよ」
「ああはいはい。わかったわかった」
「わかってくれたんならいいよ。で、どうする、蜜?どっちが抱っこする?」
「話聞けっ!どっちもしないってのよ!」
「…どうでもいいけどお前、喧嘩以外のコミュニケーション覚えた方がいいぞ」
「あんたもどさくさに紛れて失礼なこと言ってんじゃないわ!」


いや~、里緒のマイペースには微笑ましいものがありますねぇ。
何よりかあいい。
で、蜜は相変わらずツンツン。
この3人が揃うと、どんどん話がずれていく~。





ストーリーの方は、
日常が真正面からぶっ壊されて、もうぐちゃぐちゃって感じです。

そんな中、晶は結局非日常を選び、日常を棄てました。

親友も<虚構>に侵され、さらには6年前に消えた母親まで変わり果てた姿で帰ってくる始末。

硝子、『全一』の真の性能が発揮されたことで、これらの行く末がどうなることか。

硝子と晶の関係、零れ落ちた日常。

この先の話に期待というか、気になって大変です~。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  好きとか嫌いの意味
 「好きとか嫌いとか、そのような嗜好に意味などない」
「愛情であろうと嗜好であろうと同様だ。好きも嫌いもただ個人の優先順位を決定するファクターでしかない。言わば澱みの中にあるベクトルのひとつだ。小さなそれらがどのように動きどのように変遷しようとも、それはミクロレベルでの問題に過ぎない。水滴が大河の流れを変えることがないのと同様に、世界から見れば個々の好き嫌いなどどこにでもある波のようなもの。ミクロのマーブルがマクロのフラクタルに変化を及ぼすことなど、決してない」

 ⇒個々の好き嫌いが、世界に及ぼすことなんてないってことだねぇ。
  もちろんそう思うけど、個々の嗜好も沢山集まると世界に影響を及ぼすこともあるんじゃないのかな?







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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【4巻感想】

レジンキャストミルクです。



2回目の購読です。



さてさて、
3巻からの続きものになっているこの4巻。

3巻で完璧に敗北した、晶、蜜の反撃っていう話。
一応、ストーリーとしてはぐぐっと進んだ感じですね。



ではでは、本編っす。

晶の本領発揮。

敵を追い詰めたときの晶と敵のやりとり。
「舞鶴から聞いてたよ、上野恭一。お前は随分と悪知恵が働く、ってな」
「確かにまあ、駆け引きはそれなりかもしれない。でも詰めが甘い」
「な、何が詰めだよ!こんな…こんな、他人の力で…卑怯な…!」
「…他人の力?卑怯?」
「何を言ってるんだ。僕は事前に、お前が策を弄するタイプだって、そう聞いていたんだぞ?そう聞いてなお、お前と騙し合いするほど僕は莫迦じゃない」
「お前はどうも…『上野恭一は城島晶より優れているんだ』って、それを証明したがってたみたいだけど…そんなくだらない些事に拘ってる時点で、僕に言わせれば愚策だ。騙し合いをするのにどうして自分の力を誇示する必要がある?どうして僕の力を封じ込めた時点で、追加の手を打たなかった?世界を手に入れて調子にでも乗っていたか?いいか…たとえ相手の力を零に抑えたとしても、それを相手に悟らせた時点で既に愚策なんだよ。
相手を零に抑えたならば、それを決して気づかせるなよ。そうやって零をマイナスへと引き下げ、こっちは駄目押しの二百を用意する。それが…策だ。お前は僕をやり込めた気になってそこで満足した。だからそうなった。だから詰めが甘いんだよ」


いや~、悪いですねぇ、晶。
正義の熱血ヒーローより、こっちの方が絶対いい。




ストーリーの方は、
この事件関連で、1学期が終了ってことになってます。

無事に【無限回廊】を退け、一応の解決を見せた事件。

最後には、【無限回廊】の<固定剤>に利用されていた、姫島姫の身体も日常に戻ってきて、めでたしめでたし。

また、硝子と晶もいろんな面で変わりつつあります。

前哨戦が終了し、これからは激化するであろうストーリーに期待。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  佐伯ネアの車。
 「晶さん、殊子さん…オープンにもできるけどどうする?」
「うふふふふ。まあ開けてくれって言っても絶対に開けないけど…買ってこの方一度もオープンにしたことはないの。だって外気と繋がってるのよ?そんな車に乗ってたら走行中に車から飛び降り自殺しちゃいそうになるわ。うふ、うふふ…」
「…じゃあなんでカブリオレなんか買ったんですか」

 ⇒相変わらずの佐伯ネア。
  ここまで変人はそうはいないであろう。

  





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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【3巻感想】

レジンキャストミルクです。



2回目の購読です。


さてさて、感想に行く前に、
続きの登場人物をまず紹介。


舞鶴蜜。
<虚構>【壊れた万華鏡】。
硝子と同じクラス。
敵意以外の感情が欠落している、常にカリカリしている少女。
殊子の義妹でもある。


直川君子。
硝子のクラスメイトで友人。
以前の事件では、父親と兄を失っている。
【無限回廊】の計画の主軸として使われようとしている。



その他はまた今度。



さてさて、
この3巻と次の4巻は、”続きもの”になっています。

一応、舞鶴蜜関係が主軸になっていますが、
もちろん硝子と晶と【無限回廊】のやりとりもあり。

2巻続きの物語なので結構長いストーリー。



ではでは、本編っす。

晶とクラスメイトの会話から。

硝子が晶の教室に来た放課後のやりとり。
「城島…秘訣を教えてくれ!」
「確かに俺はお前が憎かった時期もあった。何でお前ばかりと嫉妬もした。だがな…もうそういうのはやめにしたんだ。前向きに考えることにした。つまりポジティブシンキングだ」
「そういうのはポジティブとは言わない…」
「だからな、城島」
「お前にくだらない嫉妬を抱くよりも、ここはお前に師事することで秘訣を学ぼうと思うんだ。どうせ冴えないお前のことだ。何か秘密があるんだろう?脅迫とか、薬物とかさ。それを使えば俺にだって、いつかお前のような全方位フラグが…」
こいつはどこへ行こうとしているのだろう。あと前回も思ったけどこれはやっぱり怒った方がいいのかもしれない。
「脅迫も薬物も犯罪だ塚原…というかフラグって何だ?」
「とぼけるなっ!」
「意味わかんねぇよ!」
「いいから教えてくれよ、俺はお前が教えてくれるんなら土下座でもなんでもする!あ…そういやお前、けっこう保健室行ってるよな!?もしかして佐伯先生か!」
「そうか…あの人なら特殊な薬品を持っててもおかしくない…」
「いや、それはおかしくないけど…」って、しまった。失言だ。
「ほら見ろ!やっぱり薬物か!」
「違うって言ってんだろ!」
「…薬物だってよ…」
「…え…まさか、嘘でしょ…?」
「…でもよく考えたら、城島にあんな可愛い彼女がいるっておかしくないか…?」
「…きっと洗脳されてるのよ、あの娘…」
「…そういや俺、あの娘が入学してからずっと、見掛けたら目で追ったりなんかしてるんだけどさ…いっつも表情動かないんだよ。笑ってるとこ殆ど見たことなくて…そういうキャラだと思ってたんだけど、違うのかも…」
「…笑ったり泣いたりできなくされてるってことか…」
…いや、誰か庇えよ、僕を。
「やってられるか」
「おい待て、無視するな…いや待ってください師匠!」
「誰が師匠だっ!」


めずらしく、晶のクラスでのやりとりを取り上げました。
晶という人間は、結構共感できることが多々あって、主人公としてはかなり気に入っている部類です。
まあ、カムカムには全方位フラグなんか立てる魅力はないですけどっ。



で、次はいつもの晶と硝子のやりとり。

硝子の進路調査票を書く上でのやりとり。
「マスターは私が労働することを求めているのですか?」
「いや、何て言うかな…いいかよく聞けよ。お前がこの先、生活していくにあたっての、人間としての暮らしってものがあるだろう?それを滞りなく送るためには…」
「私は機械であり、マスターの所有物です。そんなものは必要ありません」
「じゃあお前どうするんだ。生活していくにはお金が必要で、それは労働で得るものだぞ」
「マスターは将来的に就職しないのですか?」
「いや、するだろうけど」
「では問題なしですよ」
「…、ちょっと待て。お前もしかして…この先ずっと…」
「マスターは私の所有者ですから、私を万全な状態に整備するのもマスターの役目です。もう少し簡易な言語で言い直すと、要するに養ってください」
「そんな端的に…っ!?」
「大丈夫です。マスターにはその能力があると私が保証します」
「そうするとお前、いつまで経っても…」
「ああ、そういうことですか。法的、ひいては倫理的な問題を気にしているのですね。確かに従姉妹同士で何年も同じ家に暮らし続けるには世間体というものもあります。しかし…それについても何ら問題はありません、マスター」
「いや、どうするんだ」
「入籍です」
「…、は?」
「ですから入籍です。この国は従姉妹同士での婚姻が法律で認められている稀有な国ですから。これで法的にも倫理的にも問題ありません。これまでと同じ生活が送れます」
「いや…お前…入籍ってそれ絶対意味わかって言ってないだろ…。ってちょっと待て!第一候補の欄に『お嫁さん』とか書くなっ!」


いや~、硝子。
いいですねぇ、相変わらず。
でも、こんな論理的な結婚を迫られるシチュエーションなんてあるのかな?



ストーリーの方は、
続きものということで、途中で終わってます。(当然か)

【無限回廊】と晶の初の邂逅。

そして、敗北。

直川君子を主軸とした計画らしきことをほのめかしていた割には、
あまり硝子と晶に直接の君子との接点は無かったように思います。
まあそこに舞鶴蜜が絡んできて、かなりの錯綜状態ってな感じで終わってます。

晶にせよ、舞鶴蜜にせよ、一応この巻では完膚なまでに敗北しちゃってます。
次の巻での反撃に大いに期待ですね。

完璧すぎる主人公ほど面白くないものはないですから。

一度負けるとか、策にはまるとかからの逆転劇の方が読んでいておもしろいしね。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  芹菜母と硝子のやりとり。
 「しかし晶ちゃんも大変ねぇ、愛人持ちは世間体が狭いわよ?」
「心配は不要です。先輩の場合、会社ではその事実を完璧に隠匿し無難に振る舞っている未来の姿が容易に想像できますから」
「まあ最低。男として、いえむしろ人間として」
「まったくです。まあ、公言しても人としては間違っていますが」

 ⇒言われたい放題の晶。
  しっかし、芹菜と硝子のどちらかが二号さんなんて、なんて贅沢なっ!






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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【2巻感想】

レジンキャストミルクです。



2回目の購読です。


さてさて、感想に行く前に、
続きの登場人物をまず紹介。


速見殊子。
<虚構>【目覚まし時計】。
晶の一学年上の先輩。
日常の表面に浮いてる存在。
決して他人に深入りしない。


佐伯ネア。
<虚構>【アンノウン】。
晶の学校の保健の先生。
血と肉がとかいつも言っているが、
実際に見ると失神する。


姫島姫。
硝子と同じクラスの友人。
通称”ひめひめ”。
この巻で非日常に巻き込まれる。


その他はまた今度。



さて、2巻目。
この作者の書き方で特徴なのが、
最初の節がこの巻の物語終了後の話になっています。

この物語後の話を読んでから本編っていうのが、
結構楽しみでもありますねぇ。

どう繋がるんだろうと。



ではでは、本編っす。

まずは、硝子たちのおもろい会話から。

学校での昼休みの教室でのやりとり。
「ひめひめ」
「な、なに?」
「プレゼントです」
「…は?」
取り出したのは―マムシの絵が載った栄養ドリンクだった。
「こんなこともあろうかと、さっき購買部で買っておきました」
「…マジですか」
「すごーい、硝子ちゃん。用意周到だねー」
「…硝子…いちご牛乳と一緒にそれ買ったの?」
「万全です」
「店員のおばちゃんに変な目されなかった?」
「そう言えば…あらまぁ小ちゃいのに絶倫ねえ、などと言われましたが」
「あれはどういう意味合いなのでしょう?『絶倫』というのは才覚などが群を抜いて優れていること、という意味だったはずですが…主語が何なのかも推定できません」
「…あのね、硝子…」
「この無邪気っ娘に説明した方がいい?」
「やめなさい」
「あのね、硝子ちゃん。それってたぶんねー…」
「だから君子もやめなさい!わからない方が幸せなこともあるんだから!」
「しかし…私、それ飲むの?」
「嫌いでしたか、ひめひめ?」
「でしたら、家に持ち帰ります。先輩にでも飲ませましょう。最近あの人は疲労が蓄積しているようですから…効果が期待できます」
…とんでもないことを、言った。
「ちょ…!」
「しょうこ…ちゃん!?」
「硝子…」
「…あのね?硝子」
「はい?」
「たぶんあんたは完全無欠にそういう意味で言ったんじゃないんだろうけど、そういう意味にしか聴こえない言葉っていうのも世の中にはあるんだよ?」
「そういう意味とはどういう意味でしょう?確かに先輩はぜつり…」
「わあああああああああっ!」
「だからね、今の日本語においてその単語が一般的に意味するのはたったひとつな訳で、あんたの辞書的な解釈は絶対に世間様には通用しないから…!」
「その単語?その、とは、ぜつり」
「ぎゃああああああああ!わかった!よくわかった!わかったからっ!」
「こっこれ、もらうね!?ありがと!いやー眠くて眠くて!疲労回復しなきゃね?…これで午後の授業どうにか乗り切れるわ!」


ひめひめが存在する中での最後の日常のやりとり。
この4人のやりとりは相変わらずおもしれ~っす。



で、次は晶と硝子のやりとり。

食後のデザートでの言い争い。
「マスター。別に私は食後にデザートを食べなければ活動が停止してしまう訳ではありませんし、そのデザートもプリンでなければならないという理屈はありません。私が問題にしているのは…昨日の私の質問に、何故マスターは虚偽で答えたのかということです」
「…どう見てもプリンがないのが気に入らないんじゃないか」
「何か言いましたか?」
「いや何も。というか、ただの勘違いだったってさっきから謝ってるじゃないか本当に」
「言い逃れをする気ですか?証拠は揃っているのですよ」
「…なんだその刑事ドラマのクライマックスみたいな科白は。また火サスか?」
「いえ、土曜ワイド」
「いい加減お前はテレビで変なネタを仕入れてくるのをやめろ…」
「使用する機会があるのですから無益ではないと判断します」
「あと、さっきの謝罪に演技と自棄的なものが混じっていましたがそれについて弁明はありますか。マスター、…何を笑っているのですかっ」
「あ、いや」
「とにかく、明日にはちゃんと買ってきてやるから…今日はそれ食えよ。溶けるぞ?」
「イエス、マスター。今後の態度改善を要求します。…あ、先日発売された『ロール牧場の絹ごしプリン』をまだ試食していませんので、明日はそれも一緒に」
「わかったから食え!」
「いただきます」


こいつらのやりとりもおもしろい。
やっぱり、硝子の存在自体がいい味を出してますなぁ。



ストーリーの方は、
もちろん<虚構>が絡んでます。

【無限回廊】も結構直接的に関わってきて、
物語が急速に動き始めた感じ。まだ、動き始めですが。

いろいろピンチにも立たされて、
一応日常を取り繕うことが出来た晶。

今のところ、非日常のスイッチが入った晶は無敵に見えますね。
こういうダークな主人公もいいなぁと最近は思います。

さてさて、これからの展開も見所です。



では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  殊子と硝子のやりとり。ジュースを奢る殊子。
 「おごっちゃる」
「わかりました。では」好意に甘えるとしましょう。
「うんうん。遠慮しないのがまた可愛いなぁ…って、え、あれ?何で連打してるの!?」
一本。二本。三本。もう残金五十円です。
「え?ちょっと?私、そんなに沢山おごるとは…」
「けちけちしないでください。いいからさっさとあと二百五十円を出せ」
「五本もっ!?」

 ⇒こういう一幕があるからおもしろい。
  つか、おもしろい部分には必ず硝子が。。






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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク【1巻感想】

レジンキャストミルクです。



2回目の購読です。


さてさて、感想に行く前に、
主人公とヒロインをまず紹介。


城島晶、主人公。
城島硝子の【固定剤】。
日常を築くことに全力を注ぐ冷徹な少年。
固定剤となったことで、痛みを欠落している。


城島硝子、ヒロイン。
<虚構>【全一】。
機械の無表情で、マスターに尽くす少女。
感情が存在しない。


柿原里緒。
<虚構>【分裂病】。
人間の見分けがつかないという欠落を持つ少女。


森町芹菜、主人公の幼馴染。
晶の日常の象徴。
主人公に想いを寄せる少女。


その他はまた今度。



で、この作品、
ミステリっぽい風味満載のような感じですが、
日常と非日常がうまく描かれていて、きっちり日常と非日常が分かれております。

またまた、硝子の無表情な日常を考察するやりとりがおもろい。

イラストは文句なしにクオリティが高く、
挿絵も楽しみに読めます。



ではでは、晶と硝子のおもろいやりとり。

朝、晶を起こしにくる硝子。
「…がんがんがんがんがんがん」かんかんかんかんかんかん。
部屋の扉がけたたましく開き、それと共に耳障りな不協和音が僕の鼓膜を揺さぶる。中華鍋とお玉を打ち合わせた独特で不愉快な音色だった。
「がんがんがんがんがんがん…」かんかんかんかんかんかん。
「…莫迦か、こいつは」
「がんがんがんがんがんがん。起きて下さいもう朝です目玉焼きができましたがんがんがん」
「がんがんがんがんがんがん。先輩、早く起きて下さいがんがんがんがん。早く起きなければ朝食の準備に多大な時間が与えられたと解釈します。よって朝食はその時間を最大限に活用し家計の優先順位を脇に置いてエンゲル係数を無視した上で子羊の林檎ソース和えをメインディッシュに前菜はコンビーフのサンドイッチ、デザートにレバ刺しを」
「全部肉じゃないか!」


これは新しい起こし方ですなぁ。
こういうやりとりがこの二人の持ち味っす。
でも、どんな起こし方だろうが美少女が起こしに来るシチュエーションは体験したことねぇな。



で、次は里緒。

里緒の晶に対する認識。
「だから、里緒は晶が好き。晶は、里緒の全部を信じてくれるもの。里緒が晶を好きだってことも、里緒が晶を恐がってることも、里緒が晶を最後の最後で裏切るかもしれないってことを全部わかってて…それでも尚、受け入れてくれるもの。利用してくれてもいい。操ってくれてもいい。信じてくれるなら、受け入れてくれるなら…里緒は晶に付いていくよ。だって、里緒が裏切らない限り、晶にとって使えない存在にならない限り、晶は里緒のことを見捨てないもん。里緒が頑張れば応えてくれるの。それって最高だよ?最低だけど、最高だよ?」

この作品のキャラは本当にクオリティが高い。
この里緒もそう。
晶の協力者であり、晶が利用している存在。
この娘の存在なしには、この物語が成立しないくらいの役割を持っている。
カムカムもキャラ的に、こういう小動物キャラは好きだなぁ。
性格はときどき恐いけど。



ストーリーの方は、
<虚構>絡みがメイン。
晶の追っている【無限回廊】という<虚構>が、裏で手を引いたりしている状態で、まだまだ序章という感じ。

晶が築いてきた日常を餌に、それを壊しにやってくる【無限回廊】とのやりとりが続いていく。その度に、日常は破壊され、修復される。

各キャラの人間関係も気になるところ。


では、また次巻の感想で。


★☆カムカムおすすめセリフ☆★
  
  芹菜の家で料理を習う硝子
 「次はどうするのですか?おばさま」
「この豚野郎を煮えたぎった油の中で狐色になるまで熱するのよ」

 ⇒ある意味分かりやすい説明。
  こういう子ネタ的なやりとりは大好きですねぇ~。






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レジンキャストミルク

レジンキャストミルク!

レジンキャストミルク
です。
現在5巻+短編1巻出てます!

大好きなイラストレーター『椋本夏夜さん』がイラストを手がける、
ラブコメあり、バトルあり、シリアスありのラノベです。

一番好きなキャラは、森町芹菜ちゃんですね~
主人公の幼馴染なんですが、、主人公のことが好きなんですよぉ。
いいな~、こんな幼馴染がほしーなー。

また、椋本さんのイラストもとても可愛く書かれていて、
とてもキュートでっす!(ニーソックスが最高!)

話の内容は、また今度。。

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